オハ35系の保存車輌 4
− 民家園と休憩所 −


 川崎市の北部に位置する生田緑地をご存知だろうか。 ここには岡本太郎美術館・日本民家園・プラネタリウムなどの施設があり、 その休憩所にスハ42が活用されています。 屋根のない屋外の保存としては状態は良いほうで、 休憩所だけに車内に入ることが出来るのが特徴です。



川崎市立日本民家園
 ここ日本民家園は、古民家を永く将来に残すことを目的とした屋外博物館で、 昭和42年に開園しています。私は、中学校の社会科見学で開園直後に訪れたことがあります。 この時は8棟の展示でしたが、当時のパンフレットには 「15年の歳月をかけ40棟程度の保存を目指す」と書いてあります。 30数年ぶりに再訪しましたが、現在は緑の丘陵地帯に25棟が展示されています。
 豪商・豪農の住居は歴史的建造物として保存される機会も多いのですが、 普通の民家(多くは農家)を保存しているのがここの特徴です。 レイアウトの製作時には大いに参考になることと思います。
川崎市立日本民家園のURLは、 https://www.nihonminkaen.jp/



スハ42 2047     H14.1.30

貫通路が塞がれていること、再塗装時に標記の字体が変わっていることを除けば、 その姿を良く保っています。この車は更新工事により、窓枠のアルミ化、 青15号への塗色の変更をうけています。 (→オハ35の仲間たち参照)




D51 408
スハ42のすぐ隣りにはD51も保存されています。 こちらも状態はまあまあです。火の落ちた状態のほうが危険がない分、 模型化の参考資料を得るには都合がいいかも(?!)。 この408、最後は大宮機関区に所属していたようです。