デハ8640


デハ8640は大井町向きの先頭車で8640Fの1号車です。 8000系18-2次車として昭和61年12月に新製。 8640Fは8641Fとともに大井町線、田園都市線の共通予備車として5連で新製されました。 新製時は大井町線所属、 平成元年1月に5連化された8090系に押し出されて田園都市線に転属しました。 田園都市線では8640F+8641Fの10連を組んでいます。 平成15年5月、8000系を置き換える形で大井町線に移っています。 平成31年1月に運用離脱。
平成27年9月21日 高津


デハ0702


デハ0702は8640Fの2号車です。 8000系18-2次車として昭和61年12月に新製。 新製以降デハ8640とユニットを組んでいます。 大井町線転属後の平成17年1月にパンタグラフをシングルアームパンタに交換しています。 車側表示灯は縦長のタイプで、新製時よりLEDです。 フルカラーの行き先表示器が確認できます。
平成28年1月9日 高津


サハ8977


サハ8977は8640Fの3号車です。 8000系18-2次車として昭和61年12月に新製。 平成21年7月に大井町線は溝の口まで延長、 二子玉川〜溝の口は複々線となりましたが途中駅の二子新地、高津は大井町線のホームがありません。 しかし、日中の3本に1本程度は田園都市線に転線して二子新地、 高津に停車するダイヤが組まれていること、鷺沼、長津田まで延長運転する列車があることから、 戸袋部に誤乗防止のステッカーが貼られています。
平成29年7月23日 高津



18-1次車の8637F以降8642Fまでは扇風機に代わり、 平天井にラインフローファンとなりました。 クーラー吹き出し口も平面になりました。 見かけは進化したのですが、混雑時に冷風を万遍なく届ける力は扇風機の勝ちです。



デハ0806


デハ0806は8640Fの4号車です。 8000系18-2次車として昭和61年12月に新製。 平成15年3月の大井町線への転属時にサハ寄りの山側に車椅子スペースを設置しています。 一番左の戸袋部に車椅子スペースと優先席のシールが貼られているのが確認できます。
平成29年8月5日 高津



3号車サハ8977寄りに車椅子スペースと優先席が設置されています。 妻板上部には配電盤がありますが、内装と同じ化粧板張りになりました。 15次車以降のデハ8500には新製時より吹き抜け防止の貫通扉が設置されているので、 こちら側に増設の貫通扉がありません。



デハ8540


デハ8540は中央林間向き先頭車で8640Fの5号車です。 8000系18-2次車として昭和61年12月に新製。 平成12年に表示器をLED化、15年5月に車端ホロ、17年1月にはシングルアームパンタに交換、 18年3月にグラデーション帯に交換し、スカートの取付、19年9月にジャンパ栓蓋の改良、 平成20年11月行き先表示器のフルカラー化が行われています。
平成29年3月20日 高津