デハ8637は渋谷向きの先頭車で8637Fの1号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 8637Fは10連で新製されましたので、新製時から田園都市線の所属です。 新製された昭和61年の3月には9001Fが落成しており、 9000系に準じた変更が行われています。 外観ではワイパーが電動に、クーラーキセの形態が変わり、 車側表示灯がLEDになりレンズが縦長となりました。 内装では７人掛の座席が1人当たり440ｍｍに拡大、 袖仕切りが板状に、3人、4人で仕切る中仕切を新設、 モケットの色がオレンジ（3人側）と茶色（4人側）のツートンとなりました。 また、クーラーは従来通りの分散型ながらクーラー間は扇風機に代わりラインフローファンとなりました。

平成29年9月23日　高津

デハ8797は8637Fの2号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 クーラーの変更に連動し、 パンタグラフがやや小型のPT44S-D-Mになりました。

平成29年7月31日　高津

サハ8973は8637Fの3号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 8637Fは昭和62年9月から東急ケーブルテレビジョンの開局PR電車に指定され、 青帯となりました。 平成13年には東急ケーブルテレビジョンの社名変更に伴いCATV号からiTSCOM号となりましたが、 翌14年には企業名ロゴの表示を終了しています。 さらに平成20年にはシャボン玉をやめて青帯だけになりましたが、 平成30年4月から久しぶりにBunkamuraのPR電車となっています。

平成29年8月25日　高津

デハ0801は8637Fの4号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 この18-1次車でデハ8800形は100両を超え番号がパンクしました。 100両目からは千の位を8から0へと変更しています。 また、この18-1次車からCPが低騒音型のHS-20Gに変更されています。 平成17年の撮影なので車端の黄色テープがありません。

平成17年9月10日　藤が丘

デハ8798は8637Fの5号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 平成17年1月に一部のクーラーが換装されました。 両端のステンレスのキセが換装されたクーラーです。 平成18年3月には1両に4ヶ所ですがドア上に案内表示が設置され、 車内放送が自動放送となりました。

平成29年9月9日　高津

デハ0808は8637Fの6号車です。 8000系19-1次車として昭和62年8月に新製。 新製時は8642Fの4号車でしたが、 8637Fの6号車デハ0802のVVVF化改造工事期間中の平成元年9月から半年間8637Fに組み込まれました。 デハ0802の復帰で8642Fへ戻ったものの、VVVF車を8642Fに集中することになり、 平成3年3月に再びデハ0802と交換され8642Fから8637Fに移りました。 6号車ですが、CPは外されていないのがわかります。

平成29年7月11日　高津

デハ0711は8637Fの7号車です。 8000系19-1次車として昭和62年8月に新製。 ユニットを組むデハ0808と同じく新製時は8642Fの4号車でしたが、 デハ8799のVVVF化工事の間は8637Fへ組み込まれ、工事終了時に8642Fへ復帰、 しかし平成3年3月には再び8637Fに移りました。

平成29年7月23日　高津

サハ8980は8637Fの8号車です。 8000系19-1次車として昭和62年8月に新製、サハ8900形のラストナンバーです。 新製時は8642Fの6号車でしたが、 8637Fのデハ8799-デハ0802をVVVF化改造する際にサハ8974を加えた3両が東急車輛に入場、 改造期間中は8642Fからデハ0711-デハ0808とともに3両が8637Fへ組入れられました。 改造終了で8642Fに戻りましたが、VVVF車を8642Fに集中することになり、 再び3両づつ交換されています。

平成29年7月6日　高津

デハ0803は8637Fの9号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 平成13年に車椅子スペースが設置されています。 18-1次車なのでデハ8537が貫通扉付で落成しており9号車への増設はありません。

平成29年7月5日　高津

デハ8537は8637Fの中央林間向き先頭車で8637Fの10号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 平成15年にスカートを設置、平成19年にスカートのジャンパ栓の蓋が変更されています。 8637Fは平成30年4月からBunkamura号のラッピングになりました。

平成30年5月14日　高津