デハ8633


デハ8633は渋谷向きの先頭車で8633Fの1号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 昭和58年1月のダイヤ改正から10連運転を開始、 58年秋に10連3本が新製されました。 この15次車からHゴムが黒色となり、 既存車も順次黒色Hゴムに交換されました。
平成29年7月2日 高津



8500系は乗務員室にATC機器を置いたので、 乗務員室の仕切りが客室側に後退し、ドア横にスペースがありません。 このあたりはクハ103形と同じです。 昭和60年の17次車からATC機器が小型化され、 仕切りの助手席側に窓が設置されました。 既存車も順次ATC機器の更新、窓の設置が行われています。



デハ8772


デハ8772は8633Fの2号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 15次車からクーラーが省エネタイプのRPU2204AJに変更、 クーラーキセの開口部横に凹みがつきました。
平成29年7月2日 高津



田園都市線は2号車が弱冷房車でドア横にシールが貼られています。 東京メトロの8000系、08系も同様に2号車が弱冷房車ですが、 東武は2号車、8号車が弱冷房車です。 弱冷房車、車椅子スペースの位置が異なることから、 半蔵門線のホームの表示には、 次の列車が乗り入れ3社のうちどこの車両なのか案内がでます。






サハ8965


サハ8965は8633Fの3号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 15次車から台車はディスクブレーキのTS-815Cとなりました。 のちに14次車までの踏面ブレーキのTS-815M、 TS-815Aもディスクブレーキに改造され、現在はTS-815Cとなっています。 撮影済チェックにミスがあり、 このサハ8965だけホームドア設置後の撮影となりました。
令和元年8月13日 藤が丘


デハ8880


デハ8880は8633Fの4号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 8633Fは10連で新製されたので全車が準軽量車体であり、 編成替えの経験がありません。
平成29年6月4日 高津



行先表示器は、新製時は幕式でしたが、平成12年にLED化されています。 各駅停車は行先の駅名表示だけでしたが、 最近になり「各停」が加えられています。 15次車ですから表示器の位置は窓中心に揃っています。 また、窓外枠の垂直面にはテーパーがついたタイプで窓枠ガイドが見えません。



デハ8773


デハ8773は8633Fの5号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 2号車から10号車は上り側の車端が、1号車は下り側の車端が優先席です。
平成29年7月17日 高津


デハ8881


デハ8881は8633Fの6号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 CPが取り外され、枠だけ残っているのが確認できます。
平成29年7月17日 高津


デハ8774


デハ8774は8633Fの7号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 M1車の山側には自然通風式の抵抗器が並びます。 車体の表示灯は左から過電流灯(白)、戸閉知らせ灯(赤)、非常通報灯(オレンジ)です。
平成28年10月29日 高津


サハ8966


サハ8966は8633Fの8号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 15次車のサハ8900形のうち8号車は軌条塗油器の準備車で落成、 のちに他車から移設されています。
平成28年10月29日 高津



17次車まで新製時は座席のモケットが国鉄のグリーン車と同じワインレッドで、 柔らかいクッションで座り心地の良いものでしたが、 現在はリサイクルを考慮した硬いクッションに交換されています。 現在、モケットは標準のマーブルとオレンジのツートンではなく赤系のものですが、 新製時の色とは異なります。



デハ8882


デハ8882は8633Fの9号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 13次車から蓄電池が山側に変更されました。右側台車の横が蓄電池です。 平成13年に3号車のサハ8965とともに車椅子スペースが設置されています。
平成28年7月10日 高津


デハ8533


デハ8533は中央林間向きの先頭車で8633Fの10号車です。 8000系15次車として昭和58年11月に新製。 昭和59年4月9日の中央林間開業用に15次車では 8631Fから8633Fの3編成が増備されました。 平成12年に行先表示器のLED化、 平成15年にスカート取付、 平成19年にジャンパ栓の蓋が変更されました。
平成29年7月29日 高津



吹き抜け防止の貫通扉は、8000系ではデハ8100のパンタ側の妻板に、 8500系では同様にデハ8700のパンタ側妻板に設置されていますが、 15次車からはデハ8500のパンタ側妻板にも設置されています。 車端の座席幅は1600mmで、3人掛には広く4人掛には狭い寸法です。 袖は13次車の準軽量車からの背の高いタイプです。