◯8630Fの軌跡
昭和54年8月 6連で新製、当初は一時的に東横線で使用。
昭和57年11月 デハ8852、サハ8959を組込み8連化。
昭和58年9月 新製のデハ8873を迎え、代わりにデハ8837は8602Fへ編成替え。
昭和58年11月 デハ8765、デハ8872を組込み10連化。
平成12年11月 10-2次車の5両が車体更新工事を受ける。3号車、9号車に車椅子スペースを設置。



デハ8630


デハ8630は渋谷向きの先頭車で8630Fの1号車です。 8000系10-2次車として昭和54年8月に新製、 10-2次車までは灰白色のHゴムで落成しています。 このデハ8530までが非準軽量車体で、次のデハ8531から準軽量車体となりました。 平成12年11月に更新工事を受けています。
平成29年8月5日 高津


デハ8748


デハ8748は8630Fの2号車です。 8000系10-2次車として昭和54年8月に新製、 10-2次車は8630Fの6両だけでした。 10-1次車から車側表示灯がコルゲートに丸穴を開けてはめ込むタイプとなりました。 平成12年11月に更新工事を受けています。
平成29年8月5日 高津



更新工事では車端に消火器置場が設置されました。 消火器置場の厚みの分だけ座席はドア寄りに移動しています。


サハ8933


サハ8934は8630Fの3号車です。 8000系10-2次車として昭和54年8月に新製。 新製時、非準軽量車体車の屋根は絶縁シートが貼られていましたが、 現在は絶縁塗装になりました。 平成12年11月に更新工事を受けています。
平成29年8月20日 二子新地



更新工事の際に車椅子スペースが設置されています。 位置は標準の2号車寄り車端の左側です。


デハ8872


デハ8854は8630Fの4号車です。 8000系15次車として昭和58年12月に新製。 15次車ですから準軽量車体で、クラーキセは開口部横に凹みのあるタイプです。 ユニットを組むデハ8765と8630Fの10連化要員でした。
平成29年8月20日 二子新地


デハ8765


デハ8765は8630Fの5号車です。 8000系15次車として昭和58年12月に新製。 15次車ですから準軽量車体、14次車からフューズボックスがFRP製になりました。 デハ8872とユニットを組み8630Fを10連化しています。
平成29年6月8日 高津


デハ8852


デハ8852は8630Fの6号車です。 8000系14次車として昭和57年11月に新製、準軽量車体です。 サハ8959とともに8630Fの8連化要員です。 デハ8749とユニットを組んでいたデハ8837はデハ8530とユニットを組み、 代わってこのデハ8852がデハ8749とユニットを組みました。 CPが外されているので床下がガランとしています。
平成29年6月8日 高津


デハ8749


デハ8749は8630Fの7号車です。 8000系10-2次車として昭和54年8月に新製。 新製時はデハ8837とユニットを組んでいましたが、 8連化の際にユニットの相手がデハ8852に代わりました。 フューズボックスは金属製です。
平成29年6月25日 高津


サハ8959


サハ8959は8630Fの8号車です。 8000系14次車として昭和57年11月に新製、準軽量車体です デハ8852とともに8630Fの8連化要員でした。 8630Fも8連の期間は短く、翌年の12月には15次車を組込み10連化されています。
平成29年6月25日 高津


デハ8873


デハ8873は8630Fの9号車です。 8000系15次車として昭和58年9月に新製。 15次車では、新玉川線の運転開始以来、中間に組込まれていた8000系の差替えを開始。 デハ8200差替え用のデハ8800が5両新製されましたが、 このデハ8873だけは直接の差替えではなく、8630Fのデハ8837を差替え、 デハ8837が8602Fのデハ8222を差替えています。
平成29年7月23日 高津


デハ8530


デハ8530は8630Fの10号車で中央林間向き先頭車です。 8000系10-2次車として昭和54年8月に新製。 新製時は単独Mでしたが8連化の際にデハ8837とユニットを組み、 更にデハ8873にユニットの相手が代わっています。 平成12年11月に更新工事を受けています。 平成9年には方向幕のLED化、 平成15年にスカート、東武ATSを設置、 平成19年にジャンパ栓改良を受けています。
平成29年7月10日 高津



8630Fまでの先頭車の運転台仕切にはローレル賞のプレートが取付られています。