頸城鉄道 -その12-
−大池−


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 頸城鉄道のストラクチャーシリーズ第6弾。



    − 大池−  

 頸城鉄道は大正3年10月1日に新黒井〜下保倉間を部分開業し、大正5年5月5日に浦川原まで全通したが、この時は新黒井・北四ツ屋・百間町・上森本(大正8年に明治村と改称)飯室・下保倉・浦川原の7駅で、鵜之木・花が崎・大池の3停留所は後になってから追加された。大池は昭和5年9月1日に開業した。
 大池は鵜之木・花が崎と同様ホーム上に小さな待合室があるだけの無人の停留所であったが、待合室に隣接してやはり小さな倉庫が備えられていた。ホーム背面には古枕木の柵があって、一応裏の畑との境界が明確であった。待合室には以前は窓が設けられていたのも鵜之木・花が崎(ともに昭和30年4月7日開業)より先輩の貫禄か?




飯室側から見た大池。
裏手には民家が数軒。


左側が待合室、右手の建物は倉庫。
窓があったが塞がれている。


百間町側から。
 裏手には数件の民家があったが前面はやはり畑ばかりで、冬に訪れたときには人影はなかった。
 近くの「大池」では年に一度「鯉揚げ」なる行事があり、近隣の村々から大勢の人出で賑わったという。



  次回は飯室駅を紹介する予定です。




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