頸城鉄道 -その10-
−明治村駅−


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 頸城鉄道のストラクチャーシリーズ第4弾。




 明治村は、頸城鉄道が両端を廃止して残った路線のほぼ中程に位置する中間駅で、行き違い設備、ターンテーブル付きの側線、立派な駅舎を持っていたが、すでに駅員は配置されていなかった。
 いつ書かれたものか「めいぢむら」の駅名票がわざとらしいほどピッタリで、ホーム上の桜並木が美しい駅だった。

ホーム側正面










 駅舎とその付帯設備は立派だが、駅の位置は国道から奥まったところにあり、周囲には商店などもなく畑と防雪林に囲まれて、静かと言うより寂しいような雰囲気だった。






 − 明治村のターンテーブル −  

 百間町寄の側線上には小さなターンテーブルが残っていた。除雪車の転向用に残されていたのだろうか? 機関庫のある百間町はともかく、元々中間駅の明治村や飯室にターンテーブルが備えてあり、わずか5.9kmの路線に3カ所も残っていた。コッペルは片道はバック運転していたと思われるので、丸山製単端(ジ1)が区間運転をしていたのだろう。



  次回は花ケ崎周辺を紹介します。




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