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毎年秋には鉄研の仲間で旅に出ているのですが、 昨年は休みがうまく取れずに私は参加できませんでした。 が、友人のT・Oがトップナンバーネタをしっかり仕入れてきました。 1月にご紹介した十和田観光電鉄の7701に続いて津軽鉄道のラッセル車をご覧ください。 (2006年3月 H・T) 各地で梅祭りが開催され雪解けが始まりました。 今冬の役割が終了に近づいてきたラッセル車キ100形です。 1928年(昭和3年)から1956年(昭和31年)にかけて国鉄工場などで300両近 く製造された単線用のラッセル車で、クサビ形前頭部と除雪範囲を広げるための 車体両側翼を稼動するために備えた屋根上の空気タンクは独特な形状となってい ます。 30年前の降雪地域には必ず配置されていた車輌でした。しかし、除雪用ディー ゼル機関車が製作されると段々と姿を消してゆき、JR発足時にわずか2両のみ承 継されましたが、1989年(平成元年)には形式消滅しています。 この津軽鉄道のキ101は、元米沢区のキ120(1933年12月大宮工場製造)を 1967年(昭和42年)払い下げをうけ同鉄道入りしました。今でも現役で活躍して いる車輌は、このキ101と弘南鉄道のキ104、105、小坂鉄道(現在は貨物営業のみ) キ115だけとなりました。(2006年3月 T・O) |