トップナンバーアルバム

6連の区間快速として、浅草から東武日光及び新藤原へ向かう6050系トップナンバーの6151編成です。 手前はクハ6251。次がモハ6151となります。 この時は、普通運賃だけで乗り換えすることなく東武日光まで行けました。 今は、普通列車は南栗橋乗り換えです。
2016年12月29日 北千住駅〜小菅駅

モハ6151です。前面を撮りたかったのですが、とうとう撮ることはできませんでした。 床下には、6000系から転用された抵抗器が並んでいます。
2017年 5月 5日 下今市駅

クハ6251の側面です。
2017年 5月 5日 下今市駅

野岩鉄道のトップナンバー編成である61101編成。 手前から、モハ61101+クハ62101です。
2022年 2月26日 下今市駅

会津鉄道のトップナンバー編成である61201編成。 手前から、クハ62201+モハ61201となります。
2020年 1月 5日 東武ワールドスクエア駅〜鬼怒川温泉駅


 人口密度の高い首都圏では特別料金不要の2扉クロスシート車が少ないですね。 そんな中、東武鉄道の6050系と西武鉄道の4000系ががんばってきましたが、 ついに6050系が引退、残るは4000系だけとなってしまいました。 今月の友情出演は、天賞堂から1/80のプラ製品も発売になった東武鉄道6050系をご覧ください。
(2023年9月 H・T)


最近の新車は扉上部などに行先等を表示するようになりましたが6050系は新製時より、 運転室仕切と車端の連結部上部に行先を表示するようになっています。

2017年 5月 5日 下今市駅



野岩鉄道に所属している6050系は、形式番号前に野岩鉄道のマークが記されています。 写真は、モハ61101です。 なお、東武鉄道の6050系も以前は、東武鉄道の紋章を記していましたが、 東武鉄道ロゴが変更の際に、客室扉の斜め上に新しいロゴを記するようになりました。

2022年 2月26日 下今市駅



会津鉄道に所属していた6050系は、形式番号前に会津鉄道のマークが記されています。 写真は、モハ61201です。

2020年 1月 5日 下今市駅
 今回のトップナンバーは東武鉄道の6050系です。 建設中の野岩鉄道会津鬼怒川線へ直通運転を行うために、 6000系の更新車として1985年(昭和60年)から1986年にかけて 22編成44両が誕生しました。
 会津鬼怒川線は長大トンネルがあり、不燃化対策の車両が必要であったため、 当初6000系の改修が検討されました。 しかし、同車は、1964年(昭和39年)〜1966年製造で車内設備が老朽化しており、 さらには非冷房であったことから台車や電装品を再利用し車体を新造することが決まりました。
 車体は、20mで両開き扉を車端に配置、貫通式で前面は大型ガラスを使用、 窓周りをくぼませたスタイルとなっています。普通鋼ですが、腐食対策として屋根を対候性鋼板、 床板にはステンレスを使用しています。 野岩鉄道への直通運転を目的としていたため、耐寒・耐雪仕様です。 車内設備は、長距離運転が前提であったことから、クロスシート、 戸袋部分のみロングシートとなっています。 ただ、国鉄165系のような扉部分間仕切りはありません。
 6000系を6050系に更新途上で、車両が不足することから、 1985年に100番台となる61101編成、翌1986年に61102編成が新造され、 1986年の野岩鉄道の開業時に、この2編成は野岩鉄道へ譲渡されました。 1988年(昭和63年)会津鉄道の会津田島駅までの電化で8編成を新造(野岩鉄道61103編成含む)しています。 そして、1990年(平成2年)に会津鉄道の200番台(61201編成)が新造されました。
 余談ですが、東武は形式番号4桁を使い切ると、単純に桁数を増やします。 6050系で4桁の形式ながら5桁のモハ61101やモハ62101などの形式番号が存在します。
 南栗橋車両管区栃木出張所に配置され、 野岩鉄道と会津鉄道の所有車両も同区に常駐し共通運用となり、 浅草と日光線・鬼怒川線、野岩鉄道会津鬼怒川線、 会津鉄道会津線で快速・区間快速を中心に運用されていました、 しかし、2017年(平成29年)4月ダイヤ改正で、快速・区間快速が廃止され、 南栗橋以北の運用が中心となり、さらには2022年東武鉄道と会津鉄道の運用が終了しました。 東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道のトップナンバー編成はこの時揃って廃車・解体となりました。
 現在は、野岩鉄道で残った 2編成(61102編成と61103編成)が鬼怒川温泉〜会津高原尾瀬口間で運用され、 定期運用はありませんが東武鉄道でスカイツリートレインへ改造された634型が残っているにすぎません。
 しかし、野岩鉄道の61103編成は、 クラウドファンディングで観光列車に改修工事が始まり、まだまだ活躍してくれそうです。
(2023年9月 T・O)

東武の6050系には、晩年6000系塗装を模した編成がありました。 手前から、6162編成(モハ6162+クハ6262)+6179編成(モハ6179+クハ6279)です。
2022年 2月26日 東武ワールドスクエア駅〜鬼怒川温泉駅