トップナンバーアルバム

5300形は初期車と増備車で前面のスカート丈が異なっています。 向かって左が5301編成、右が増備車の5327編成。
2011年11月5日 馬込車両検修場

撮影日、5300形トップナンバー編成は、 新逗子〜羽田空港間のエアポート急行仕業に就いていました。 馬込・逗子側先頭車が5301-1となります。
2018年7月14日 花月園前駅〜生麦駅

5300系は8両編成ですので押上側の先頭車は5301-8となります。
2018年7月14日 南太田駅


 今月の友情出演は東京都特集(?)です。 5000・5200形を置き換えた5300形が出た時には、 通勤電車らしからぬ顔に違和感があったのですが、 今や関東の私鉄の新車はこんな顔だらけになってしまいました。 日立製作所デザイン研究所は先見の明があったのですね。
 そんな5300形をご覧ください。 (2018年8月 H・T)
形式で“-”に続く番号で号車を表しています。 この車両は5301編成1号車です。
2018年7月14日 花月園前駅〜生麦駅


 都営浅草線には一つ思い出があります。 1962年(昭和37年)、私が小学校2年生の夏休み、 父に連れられ浅草線へ乗りに行ったことです。 それまでも大阪市営地下鉄や銀座線、丸ノ内線には乗ったことがありますが、 全て第三軌条方式の地下鉄でした。 小学生ながら屋根上のパンタを上げて、ホームに進入する姿を見て、 父が言うには「相当はしゃいでいた」そうです。 さらに、浅草線は1960年(昭和35年)12月に押上〜浅草橋間、 そして1962年に浅草橋〜東日本橋が開業し、地下ホームや車両などが、 ピッカピッカだった記憶があります。
 さて、浅草線ですが、都営車は5000形から始まり、 試作の5200形そして5300形へと移り変わってきました。 その5300形も5500形の登場で舞台から降りようとしています。 今回は、その5300形トップナンバーです。
 5300形は、日立製作所デザイン研究所が外観は都会をイメージ、内装は下町情緒、 粋を感じさせるものとして設計し、1990年(平成2年)に登場しました。 各種試験を行い翌1991年から営業運転を開始しています。 前面は左右非対称、プラグドアの非常扉、アルミ合金を採用した車体、 VVVFインバータ制御車両となりました。 内装も化粧板に桜をイメージしたトレンドシティ柄を採用するなど東京を表現したものとなっています。
 登場から30年近く経ちました。 一般私鉄ではまだ働き盛りなのですが、置き換えが始まり、 2021年度までに全27編成が代替される予定です。 このトップナンバー編成は2018年(平成30年)8月、 横浜市金沢文庫にある総合車両製作所へ帰らぬ旅立ちをしています。
(2018年8月 T・O)


馬込車両検修場公開日にこのようなもの展示されていました。 しかし、前面を切り取った物ではないようです。
2011年11月5日 馬込車両検修場

父に連れられ乗った都営浅草線。 京成線との接続駅、押上駅での一コマです。 オリンパスPen-EEというハーフサイズカメラで、 しかも地下駅なので、こんな画像です。 写っている車両は右側が都営の5000形5016編成。 左側は京成電鉄の3000形(車番不明)です。 当時は浅草線〜京成金町間の直通がありました。
1962年8月19日 押上駅