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妙高高原駅に停車中のSR1系S101編成のクモハSR111-101(手前)+クモハSR112-101です。 撮影した時は、まだ、11月でしたが、霜取り用パンタグラフは上がっていました |
2022年11月 5日 妙高高原駅 |
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妙高高原駅を出発したSR1系クモハSR112-101(手前)+クモハSR111-101です。 |
2022年11月 6日 妙高高原駅 |
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車体側面の形式番号は、連結面寄りにこのような形で表示されています。 |
2022年11月 6日 妙高高原駅 |
整備新幹線の開業と引き換えにJRの路線が切り離され、 第三セクター鉄道が各地に誕生しました。 しかし、この枠組みはどうなんでしょう。 台湾のように新幹線を別会社として新幹線と在来線が共存・競争する方式が合理的に感じます。 今月の友情出演は、そんな第三セクター鉄道の一つであるしなの鉄道からSR1系をご覧ください。
(2025年9月 H・T)
北陸新幹線 (暫定措置として長野新幹線と表記されました) が1997年(平成9年)長野まで開業すると、 並行在来線である信越本線軽井沢〜篠ノ井間は第三セクターのしなの鉄道へ引き継がれました。 その時に、115系と169系がJR東日本から譲渡されて115系は、JR東日本の長野駅までの乗り入れを含め、 全線で運用されました。一方の169系は、 戸倉〜軽井沢間の運用と朝の小諸→長野の有料列車「しなのサンライナー」として運転されました。 その後、「しなのサンライズ号」へ改称されて、 夕方の時間帯に長野→上田の「しなのサンセット号」が追加されています。 しかし、運転状況記録装置、EB装置を搭載するように省令が出され、 115系は運転席がある全車両に搭載工事が施工されましたが、 169系は車齢が高く機器の搭載工事は見送られました。 その結果JR東日本の篠ノ井〜長野間に乗り入れることができなくなり、 「しなのサンライズ号」と「しなのサンセット号」は、JR東日本の189系に交代をしました。 その189系も引退をして、その後は115系が快速として運転されていました。 しかし、その115系も製造後40年が経ち、老朽化が目立ち始めました。 さらには、時代の流れで省エネ化推進が求められ、 また朝夕のライナーを再び有料化することで増収が期待されることから、 ライナー車両の投入が検討され、2020年(令和2年)誕生したのがしなの鉄道初の新製車両 SR1系で、 今回トップナンバーとして取り上げた「しなのサンライズ号」・「しなのサンライズ号」 と軽食付き「軽井沢リゾート号」用のクモハSR111形+クモハSR112形の100番台車です。 翌年の2021年には、一般車両の200番台も製造されています。
室内形式番号は、最近のJR東日本の車両と同じ、シール式です。 22022年11月 5日 長野駅
さて、しなの鉄道のSR1系は、車体と主要機器はJR東日本のE129系とほぼ同一です。 「sustina」S23シリーズで、2両ともクモハで制御電動車となっていますが、 MM’ユニット連結面寄りの台車のみ電動台車で、運転室側は付随台車となっている.0.5M方式です。 最初に製造された「ライナー車両」の100番台車は、 外装はロイヤルブルーをベースに信州の山並みと千曲川の水流をイメージした緑色と水色のライン、 115系から引き継ぐシャンパンゴールドの4本線が描かれたフルラッピング仕様です。 3扉車なのですが、普通列車での運用も考慮し、 クロスシートとロングシートどちらにもなるデュアルシートで、 クロスシート時は方向転換が可能な構造となっています。 なお、一般車の200番台車、霜取りパンタグラフが装備されていない300番台車の座席は、 JR東日本のE129系と同じ前位がロングシート、後位がセミクロスシートとなっています。
2025年3月ダイヤ改正で、ライナーを含めて、8割がSR1系運用となり、開業当初から 活躍していた115系はかなり減ってしまいました。
(2025年9月 T・O)
長野発妙高高原行きの普通列車なのですが、軽食付きプランで運転される 「軽井沢リゾート号」の間合い運用だったため、テーブルがセットされていました。 2022年11月 6日 長野駅
SR1系の「一般車両」は、このような部分ラッピングとなっています。 写真は、クモハSR112-203+クモハSR111-203です。 2022年11月 6日 妙高高原駅
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