今年の新人が研修を終えて現場に配役されたようです　　　　　平成22年7月11日　高田馬場

　山手線にホームドア導入の第一報を聞いた時は「えっ！？」でした。私の地元 の横浜市営地下鉄でもワンマン運転、ATOとセットでホームドアが導入され毎日 利用していますが、利用者数が桁違いに多い山手線にホームドアを導入してダイ ヤが守れるとは到底思えませんでした。そうこうするうち第二報ではのホームド ア導入に障害となる６扉車を４扉車に置き換えることがわかりました。お金持ち のJR東日本は４扉車の投入と引き換えに、新製後間も無い６扉車を廃車にすると いうではありませんか。サハE230形500番台が番台消滅となってしまうので、好 みではありませんが形式写真派としては一応押さえておこうかと撮影場所を探し たのですが、なかなかいい場所がありません。発車直後のタイミングでしか撮影 出来ませんが、次善の策として選んだのが西武新宿線高田馬場駅ホームです。
　「あけぼの」撮影の帰り道に寄った高田馬場駅で出会ったのが西武20000系の トップ編成です。20000系は、101系置換え用地上専用車として平成11年度から17 年度にかけて10連と8連が8編成づつ製造されています。前面のデザインは独自な がら、規格形ゆえ無個性の車内や側面は現代の関東の電車そのものです。番号の 百の位が号車を、一の位と十の位が編成番号を表わし、8連は5号車・6号車が欠 車で編成番号が50番台とされています。西武の101系（301系）といえば京急の旧 1000系と同様「うじゃうじゃ走っているので置換え用の車両も大量に必要」とい うイメージがありますが僅か16編成で後継の30000系にバトンタッチしていま す。（2010年9月　H・T）

こちらが本来の目的であるサハE230形500番台です　　　　　平成22年7月11日　高田馬場