暫く前、旧1000形の引退がウワサされている頃(引退は平成22年)に京急がマイブームでした。
しかし、平成19年にモデルチェンジしたステンレス車体の新1000形が増殖してくると、
それに反比例して気持ちがしぼんでしまいました。
代わってマイブームに登場したのは、5000形の引退がウワサされた小田急です。
「なくなる」と言われると「撮っておこうか」と思ってしまうのですが、
かつてのSLブームの過熱ぶりに嫌気をさした経験から、興味のなかった形式は追わず、
ピークの前に撮影を終了することで「お祭り騒ぎとは一線を画しているんだ」と自分に言い訳している次第です。
さて、20000形は好きと言うほどではないが、嫌いではない、という程度なので、積極的に狙ったことがありませんでした。
今年(平成24年)3月のダイヤ改正で「あさぎり」からJR東海が撤退し、
小田急からは20000形が引退と発表されたので、「一度はちゃんと撮るか」となった次第です。
昭和62年に登場した10000形に続き、
平成3年3月から「あさぎり」に投入された20000形もハイデッカーとなりました。
しかし、20000形が嫌いではないが好きでもないのは、このハイデッカーが原因なのです。
横から見ると窓の位置が高く、腰高でカッコ良いと思えないのです。
バスの場合はスーパーハイデッカーであってもアンバランスとは感じないのに、
10000形・20000形をアンバランスと感じてしまうのは何故でしょう。
同じようなハイデッカーでもJR東日本の251系は窓を大きくとってあり、ずいぶん印象が違いますね。
先輩の7000形よりも10000形・20000形が先に引退するのはバリアフリー化が困難だからと聞きますが、
JR東日本の251系に引退の声を聞かないのは不思議ではあります。(2012年3月 H・T)