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南海電鉄高野線の住吉東駅を通過する特急「こうや」です。 手前から、モハ30001(Mc1)+モハ30100(M2)+モハ30101(M1)+モハ30002(Mc2)で、 モハ30001とモハ30100、モハ30002とモハ30101がユニットを組んでいます。 |
2024年12月 9日 住吉東駅 |
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モハ30002を先頭に極楽橋駅に向かう特急「こうや」です。 登場当初、連結器は車体下部のスカート内収納でしたが、31000系、 11000系との併結対応で、更新時に電気連結器付き密着連結器に交換されました。 |
2024年12月 9日 住吉東駅 |
関東で暮らしていると「関西の私鉄はいいねぇ」と思うのですが、 その中で南海はちょっと地味な印象がありました。 しかし、昨年は帯を消した6000系が見たくなり初めて南海電車を撮りに行ったところ、 「南海も結構面白いね!」と考えを新たにしたものです。 今月の友情出演はそんな南海から三代目こうや号をご覧ください。
(2025年6月 H・T)
今回のトップナンバーは、南海電鉄難波駅と極楽橋駅を結ぶ高野線特急「こうや」 に使用する30000系モハ30001です。
形式は「モハ30001」なのですが、車体の表記は数字のみです。 2024年12月 9日 住吉東駅
*高野線は、汐見橋駅と極楽橋駅を結ぶ路線なのですが、 運行は難波駅を起点として橋本駅や極楽橋駅まで運転されます。汐見橋駅と岸田玉出駅間は、 通称「汐見橋線」と言われ、日中に時間帯は1時間に2本運転で、 2連の普通列車が行ったり来たりしているローカル線のような光景が見られます。 なお、難波駅と岸田玉出駅間は、複々線化され南海本線と高野線はそれぞれ独立して運転されています。
南海の「こうや号」には強い愛着があります。私が小さい頃、神戸に住んでいました。 その頃から、鉄道が好きで関西の国鉄、私鉄に乗りに行ったのですが、 まだ4才、5才で殆ど記憶が残っていません。しかし、「こうや号」だけは、鮮明に記憶があります。 なんと父親に連れられ、初代「こうや号」 クハ1900の前半部A席に乗車したのです。 運転席は仕切りがなく、 また椅子が固定されておらずソファだったことが何故か記憶にしっかりと残っています。 それだけ、インパクトがある車両だったのでしょうか?
さて、30000系は1961年(昭和36年)に登場した2代目「こうや号」 20000系が老朽化し1984年(昭和58年)に交代で登場した車両です。 鋼製車体で抵抗制御の17m車です。難波駅〜橋本駅までは平坦な市街化路線、 橋本駅〜極楽橋駅までが、50‰の勾配や半径100m以下の急カーブが続く登山鉄道区間となっています。 そのため、普通列車は難波駅〜橋本駅間と橋本駅〜極楽橋駅間で運用が分かれていますが、 特急列車は、難波駅から極楽橋駅まで直通運転を行うため、平坦区間では高速走行、 登山区間では高牽引力が必要とされるため、「山線切替スイッチ」が設置され、 走行区間に合わせた性能切替を行います。
なお、1992年(平成4年)に名称が「こうや号」から「こうや」に変更されました。 車齢が40年を越え、そろそろ新車が登場するのでしょうか。
(2025年6月 T・O)
初代「こうや号」のクハ1900の16番模型です。運転席後ろの広間窓部分がA席です。 扉から連結面間がB席で転換シートとなっています。 2025年 6月20日
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