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長野行き普通列車の3000系トップナンバーM1編成です。 列車番号と車番が表示されていた窓は埋められて、スカートが装備されました。 手前からデハ3011(03-804)+モハ3001(03-204)+クハ3051(03-104)です。 |
2022年11月 5日 信濃吉田駅〜桐原駅 |
湯田中側は制御附随車のクハ3051となります。 |
2022年11月 5日 信濃吉田駅〜桐原駅 |
編成記号はMが付与され、前面の左窓上に表記しています。 写真は、トップナンバーのM1 編成です。 |
2022年11月 5日 信濃吉田駅〜桐原駅 |
高校の通学では東横線を使っていたので営団の3000系に乗ることもありました。 日吉始発の日比谷線直通は空いていてよかったのですが、 3000系は窓が少ししか開かず夏は暑かった記憶あります。 しかし、3000系から03系に代替わりした頃には有楽町線、南北線、半蔵門線が次々に開通し、 日比谷線を使う機会が減り03系に乗る機会が少なくなっていました。 気がつけば03系にあまり乗らないうちに13000系に追われていました。 今月の友情出演は、そんなメトロ03系が長野電鉄に転じて3000系となった姿をご覧ください。
(2023年7月 H・T)
今回のトップナンバーは、元東京メトロの03系で、 長野電鉄に譲渡され3000系となった車両です。
1992年(平成4年)〜1997年(平成9年)、 老朽化した2500系(元東急5000系:青ガエル)や自社発注の0系(OSカー)の置換え用として、 帝都高速度交通営団 (現、東京メトロ) から日比谷線で使用されていた3000系を譲り受け、 2連の3500系(Mc1+Mc2)、3連の3600系(Tc+M1+Mc2)の運行を開始しました。 その3500系、3600系も製造から50年経ち老朽化2005年(平成17年)に状態の悪い車両を東急8500系に置換えし、 さらには木島線廃止で運用が減り、淘汰が進んでいました。 ただし、8500系は、抑速ブレーキを装備しておらず40パーミルの勾配がある信州中野〜湯田中間は、 運転をすることができません。 そこで引き続き3500系が、長野〜信州中野間も含めて運行されてました。 しかし、東京メトロの日比谷線用 03系が、車両更新で運行を終了することとなり、 3500系を置換えるために3連化改造を行い、5本が長野電鉄へ譲渡されました。
長野電鉄譲渡に伴う改造は、 東京メトロの車両整備などを行うメトロ車両が東京メトロ千住検車区で実施しました。 写真は、M3編成のクハ3053車内です。 2022年11月 5日 長野駅
四半世紀前に日比谷線の世代交代劇が、時間と場所を変えて長野で再現しました。 移籍した車両は日比谷線時代の1号車 03-800形、7号車 03-200形、 8号車 03-100形でそれぞれ、(長野側)デハ3010形+モハ3000形+クハ3050形(湯田中側)へ改造・改番、 Tcだった 03-800形は電装されました。なお、長野電鉄の形式称号は8500系導入以降、 制御電動車(Mc)を「デハ」、中間電動車(M)を「モハ」と表すようになりましたが、 8500系はMc1+T+Mc2と編成を組んでいるため「モハ」は存在していません。 そしてこの3000系は長野電鉄で、初めてのVVVFインバータ制御車両となり省エネに貢献しています。
予定された5本が揃いましたが、長野電鉄では、2028年を目途に、 8500系の置換えを検討しており、次の車両がどのような車両となるが楽しみです。
(2023年7月 T・O)
外観は東京メトロ時代と変わりませんが、前面帯のみを赤色に変更をしています。 なお、側面帯は東京メトロ時代のままです。 写真は、M3編成で先頭はデハ3013です。 2022年11月 5日 信濃吉田駅〜桐原駅
3000系導入に伴い引退した長野電鉄の3500系 O2編成です。 長野電鉄に移籍してから窓下に巻いていた赤帯をイベントで取り外し、 営団時代の姿を取り戻しています。 O2編成、この時は休車中でした。 2022年11月 5日 須坂駅