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東武スカイツリーラインを走る03系トップナンバー編成です。 先頭車両が03101です |
2019年4月22日 せんげん台〜大袋 |
トップナンバー編成8号車は、形式番号03801で、百の位が号車を表しています。 |
2019年4月22日 せんげん台〜大袋 |
学生時代のうち5年間は日吉に通いましたので、東横線には地元意識があります。 帰宅時は、日吉始発の日比谷線北千住行きが空いていたので好んで乗りましたが、 夏場は冷房車がなく、特に3000系は窓が大きく開かなかったのはマイナス点でした。 日比谷線直通を好んだといっても利用は学芸大学まで。 中目黒から先は曲がりくねった路線で制限速度の低いカーブが多く、 遅い路線という印象があり、冷房はつきましたが、今でもあまり乗りたくない路線です。 今月の友情出演は、世代交代の迫る日比谷線用車両をご覧ください。
(2019年7月 H・T)
形式を小さい文字で表す独特の表記。 これも13000系導入で見納めになります。 2017年9月1日 中目黒駅
私は学生時代に、東横線日吉駅まで乗入れていた営団(現東京メトロ)日比谷線用で 「マッコウクジラ」の愛称があった3000系をよく見ていました。 見ていましたと言うのは、私の東横線利用は、横浜〜日吉間で、 日比谷線直通運転が中目黒から日吉までで利用していなかったからです。
3000系トップナンバー「3001+3002」は、長野電鉄へ譲渡され、活躍していましたが、 長野電鉄で廃車となると、東京メトロへ里帰りし、整備され保存されています。 今回のトップナンバーは、残念ながら「3001」ではなく、後継の03系を取り上げました。
03系は、老朽化した3000系置き換え用として、1988年(昭和63年)に、東武20000系、 東急1000系と共に投入された車両です。 この結果、地下鉄日比谷線の100%冷房化が実現しました。 車両は、当時開発中であった東西線用の新製車、 後の05系をベースにアルミ車体3扉18m車として設計・開発されました。 当時日比谷線は、東武伊勢崎線と東急東横線とで相互直通運転を行っていましたが、 保安装置関係で、東武の車両は中目黒まで、東急の車両は北千住までに限られて、 東武〜営団〜東急の直通運転を行いませんでした。 そのため3000系は、東武線のみ乗り入れ可能編成、東急線のみ乗り入れ可能編成、 東武・東急両線に乗り入れ可能編成があり、運用するの当たって担当者が苦労していたようです。 その経験を踏まえ03系は全ての編成が東武、東急に乗り入れ可能となっています。
トップナンバー編成は、1988年(昭和63年)に、川崎重工で落成しています。 その後、1994年(平成6年)までの6年間に、日本車両、近畿車両、東急車両製造で、 計42編成336両が製造されました。 VVVFインバータ―制御採用の過渡期にあたり、 制御方式が第1編成から第25編成までが高周波分巻チョッパ制御、 第26編成から第42編成までがVVVFインバータ制御となっています。 形式区分や番台区分は行われず連番です。 更に1990年(平成2年)にはラッシュ時の乗降時間短縮を図るために、 編成両端の1,2号車と7、8号車を5扉とした編成(第9〜28編成)が登場するなど バラエティーに富んだ車両群となっています。 なお、第1〜8編成までは、更新でVVVFインバータ制御化されました。
しかし、2014年(平成26年)東京メトロが、日比谷線用新車とホームドア設置を発表、 2020年までに03系18m×8両から13000系20m×7両に置き換えられます。 まさに03系は昭和の終わり(昭和63年)から令和の初め(令和2年)まで、 平成の日比谷線を走った車両となりました。 今後は、熊本電鉄へ6両3編成が譲渡されますが、残りは解体されるようです。
(2019年7月 T・O)