平成15年11月16日　蒲郡駅

この部分は、窓を背に３人分のソファーがあるラウンジ席です。 　平成15年、恒例の鉄研の仲間（ノーブルジョーカーのメンバーではありません）との旅行で 蒲郡に行きました。鉄道趣味の世界で蒲郡が注目を集めたことがあったでしょうか？ 首都圏から見るととても中途半端な場所ですが、 名鉄三河線の気動車運行区間が廃線になるということでここが選ばれたのです。 　海に面した街を囲むように背後に迫る山には三河湾スカイラインが通り、 蒲郡が中京圏の観光地だったことを行ってみて初めて知った次第です。 その蒲郡のアクセスにパノラマDX8800系が使用されていました。 　モ8800形は、パノラマハイデッカー席・セミコンパートメント席・ラウンジ席などで構成された特急車で、 昭和59年に２連２本が登場しています。その後、62年に２本が増備され、 更に平成元年にはサ8850形を組込み３連化されています。 　マイカーに対抗すべくプライバシーを重視した内装ですが、結果的に定員も少なく、 こんな車が生れたのもバブルと無縁とは言えないように思います。 そんな内装が最近はお荷物になっていたのでしょうか？ セントレア開業の影で平成17年3月に廃車になってしまいました。（2006年12月　H・T）