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春採駅で停車中のDE601です。この日は運休でした。運転室が 知人側にあるため、知人側に連結されています。春採側エンドは セキ6000形貨車の石炭排出扉の開閉をDLからの遠隔指令で 行うための電気連結器とブレーキ管付密着連結器を装備して いますが、カバーがあり見ることは出来ませんでした。 |
2016年6月12日 春採駅 |
この編成が海岸線を走るところを撮ってみたかったです。 |
2016年6月12日 春採駅 |
私の通った小学校、中学校は木造校舎で、冬は石炭ストーブでした。 家は取扱の容易な石油ストーブで、石炭よりも石油のほうが優れている感覚があります。 そんなことで、火力発電所の燃料は石油がメインと思っていたのですが、 今は天然ガス、石炭、石油の順なんですね。 今月の友情出演は廃止が発表された石炭輸送の機関車をご覧ください。
(2019年3月 H・T)
今月のトップナンバー車両、何を掲載しようかと考えていると、 ネットニュース記事に「太平洋石炭販売輸送、臨港線廃止へ」が掲載されていました。 このことに「驚き」はありましたが、「やはり」という気持ちもありました。 北海道には、かつて各地に炭鉱がありましたが、エネルギー政策により次々と閉山、 それに伴い鉄道による石炭輸送も廃止されたのは周知の通りです。 釧路の太平洋炭礦でも釧路臨港鉄道が石炭輸送を担ってきました。 太平洋炭礦も閉山されることになりましたが、採炭技術伝承、 炭鉱の保安技術の開発や海外への技術移転を主として釧路コールマインが設立されました。 この路線の一部が、産出される石炭輸送のために残りました。 現在では国内唯一の石炭輸送鉄道です。 春採にある釧路コールマインの選炭工場から、 釧路港東港区石炭埠頭の知人貯炭場までの石炭輸送専用線です。 以前、トップナンバーアルバムで日本で唯一の連接貨車「セキ6000形」を取り上げました。 この撮影日は運休しており、今度は運転している列車を撮りに来ようと思っていましたが夢となりそうです。 廃止理由は、採炭量が減少し、運行本数が減ったことだそうです。 2019年3月で運休し、その後に、廃止手続きを行ない、以降はトラック輸送が考えられています。
そこで、今回は太平洋石炭輸送販売のDE601を取上げました。 DE600形は、電気式ディーゼル方式を採用、 運転室を片側に寄せたエンドキャブ車体でアメリカのGE社が開発、 1970年(昭和45年)日本車両でノックダウン生産された機関車です。 形式のEはJRのDE10形等の動輪数ではなく電気式を表しています。 1形式1両でDE601号機のみ在籍しています。
この日本的でない外観を持った車両は車齢が高く、第二の人生は無理でしょうが どこかで保存されることを願います。
(2019年3月 T・O)