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春採駅で停車中のD801です。2016年の撮影ですが、この頃既に 運行される列車は減っていました。 ラジエターの上には、洗浄液が入り込むことを防ぐ保護カバーが 取付けられています。 |
2016年6月12日 春採駅 |
サイドビューは台車が異なりますがDD13です。白帯に、このDLが 誕生した年「since 1966」と「Shuttle Train」が刻まれています。 知人側には、電気連結器が取付けられています。 |
2016年6月12日 春採駅 |
釧路の石炭輸送が終わるという情報を聞き、「ついに」と思いました。 臨港線は撮ったことがないのですが、 2フィートナローの坑外電気軌道を撮りに行ったことがあります。 あの頃は採炭量も多く、ナローも元気だったのですが。 これも時代の流れでしょうね。 今月の友情出演は廃止が発表になった太平洋石炭販売輸送のDLをご覧ください。
(2019年3月 H・T)
現在の太平洋石炭販売輸送が春採の釧路コールマイン選炭工場と釧路港東港区 石炭埠頭の知人貯炭場までの臨港線でDE601と共に活躍するD801です。 この2両が主としてセキ6000形石炭運搬貨車24両(連接車ですので12ユニット) を挟むPP運転を行っています。 春採の選炭工場では、2分割しそれぞれのDLが推進ないし牽引をして石炭積込み線に入れ石炭を積込み、 連結をして4km先にある知人の石炭桟橋まで運びます。 石炭桟橋に到着するとまた分割をして荷下ろしする作業を行っています。 なお、どちらかのDLが検査等で運行出来ない場合は、 予備機としてD401とD701がいますが、2018年時点でD401は除籍されています。
さて、D801は釧路駅から阿寒郡阿寒町(現在は釧路市阿寒町)の雄別炭山駅までを 結んでいた雄別鉄道から移籍してきた車両です。 元YD1301で1966年(昭和41年)に落成しました。 国鉄のDD13に準じた設計で同社で使用されましたが、閉山によって鉄道が廃止され、 太平洋石炭販売輸送が授受し、D801となりました。
石炭輸送鉄道を渡り歩いたこの車両、解体されてしまうのでしょうか。
(2019年3月 T・O)