トップナンバーアルバム

中村駅で出発を待つTKT-8001です。 窓がない部分はトイレ、ドア横の小窓はドア開閉確認用小窓です。
2023年11月19日 中村駅

中村線・宿毛線用TKT-8000形は、オリジナルの前面白色、 前面及び側面に青帯を配した車輛は無くなり、 TKT-8001〜8005とTKT-8011、8012の一般車 7両には、 沿線自治体をイメージしたラッピングが施されています。 トップナンバーのTKT-8001は、三原村です。 また、イベント用のTKT-8021はやなせたかし氏デザインの「だるまの夕日」です。
2023年11月19日 中村駅

TKT-8000形の形式番号は、オリジナル塗装では車体中央の大窓下の裾に表記されていましたが、 ラッピング後は運転室窓下に表記するようになりました。
2023年11月19日 中村駅


 四国を代表する人物といえば坂本龍馬でしょうか。 龍馬伝の翌年に高松、高知と旅行しましたが、 中村駅となるとSLホテルが営業していた頃に行っただけです。 今月の友情出演は高知県西部の土佐くろしお鉄道のトップナンバーをご覧ください。
(2023年12月 H・T)
 私は、いわゆる「乗り潰し」をしており、この度、四国の西側、宿毛方面に行きました。
 今まで、なかなか足が向きませんでしたが、 11月に急に行きたくなり土佐くろしお鉄道中村線・宿毛線とJR四国の予土線に乗車してきました。 宿毛からの帰りは、中村駅での乗換えとなり、 その中村駅で乗車したのが 8000形のトップナンバーTKT-8001でした。
 TKT-8000形気動車は、1988年(昭和63年)4月に、 特定地方交通線だったJR四国の中村線窪川〜中村間が第三セクター、 土佐くろしお鉄道となった時に投入された車両で5両(TKT-8001〜8005)が製造されました。 その後、凍結されていた日本鉄道建設公団建設線を引継いだ宿毛線が1997年(平成9年)10月に開業し、 2両(TKT-8011、8012,)が増備されました。 さらに1999年(平成11年)にお座敷車にもなるイベント用 TKT-8021が作られています。
 第三セクターは、 新潟鐵工所や富士重工業が開発したレールバス型気動車の導入が多かったのですが、 TKT-8000形は、国鉄キハ31と同寸法のステンレス製車体となり、 車体中央に大きな固定窓が3組設けた独自の設計となっています。 また、連結を考慮し前面に貫通扉が設置されています。 なお、TKT-8001〜8005とTKT-8011、8012そしてTKT-8021は同一形式ですが、 エンジンや台車が異なっています。
 TKT-8001は、製造から35年経ち、2011年に更新工事を受け、まだまだ中村線、 宿毛線用車両として活躍してもらえそうです。
(2023年12月 T・O)