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北熊本駅に進入する 01-135(手前)+01-635 です。 西鉄テクノサービスでの改造工事施工後、熊本電鉄に来た当初は、東京メトロ時代の外装でしたが、 その後、「くまモン」ラッピング車となりました。 |
2024年 1月28日 北熊本駅 |
01-135の相棒、01-635です。 |
2024年 1月28日 上熊本駅 |
今や自治体がゆるキャラを持つのは普通のことになりました。 でも、私の地元の神奈川県の「かながわキンタロウ」は知名度がイマイチです。 今月の友情出演は、誰もが知っているくまモンの熊本県から熊本電鉄の01-135をご覧ください。
(2024年9月 H・T)
トップナンバーに H ・T氏が「1」ではない「オロ12 5」を掲載しましたが、 今回も「1」ではないトップナンバーです
川崎重工が開発した「efWING」台車です。軽量化ため炭素繊維強化プラスチックを採用しています。 この台車は、JR四国の121系改造7200系にも使われています。 2024年 1月28日 北熊本駅
熊本電鉄は、老朽化した5000形の後継車輛として、 東京メトロで廃車となった01系の先頭車2両を1編成とした車両を2014年(平成26年)と 2015年に1編成づつ導入しました。 最初に、東京メトロ01系の第36編成 01-136+01-636が譲渡され、 翌年、第35編成の01-135+01-635が続いて入線しています。 導入にあたり、両先頭車が制御附随車 Tcであったため、01-100形に東芝製VVVFインバータ制御装置を搭載し、 また集電方式も第三軌条方式からパンタグラフ2基を屋根に新設して、架線集電方式に改められました。 台車も、東京メトロ時代の標準軌 1435mm に対し、 熊本電鉄は狭軌の 1067o のため 6000形(元都営地下鉄三田線用6000形)で成果があった川崎重工が開発した新型台車「efWING」に換装しました。 併せて、01系は、車幅が狭いため、 乗降口にドアステップとワンマン運転対応用の後方確認用ミラー取付工事が行われています。 これらの工事は西鉄筑紫工場内で西鉄テクノサービスが施工しています。
なお、熊本電鉄は、6000形の導入以降、元の会社の形式番後を変更せずにそのまま付与していますので、 01形も東京メトロ時代の形式番号がそのまま付与されています。 また、01-136+01-636編成の方が熊本電鉄では早く走り始めていますが、 形式番号が若いので01-135+01-635編成をトップナンバーとしました。
私は、上熊本駅から北熊本駅まで乗車したのですが、海外の団体客20名程と一緒になりました。 団体客は、上熊本駅に観光バスで乗りつけて、上熊本駅から北熊本駅まで乗車し、 またバスで次の目的地へ向かっています。目的は「くまモン」電車乗車で皆さん楽しそうでした。 上熊本駅から北熊本駅まで運賃は230円、20名でしたので運賃収入の合計は、最大でも 4,600円です。 「貢献できないなぁ」と思っていたのですが、団体客は北熊本駅で降りるとすぐバスには乗らず、 駅併設のグッズショップの「くまでんショップ」に向かい、そこで爆買いをしていました。 「くまモン」のぬいぐるみは、税込で3,300円です。 2体購入だけで運賃収入を上回ります。熊本電鉄もご多分に漏れず、鉄道収入だけでは厳しい経営だと思います。 この収入が経営の支えとなっているのかと考えると、ちょっと複雑な気持ちとなりました。
(2024年9月 T・O)
01形の車内です。車内も「くまモン」がいっぱいでした。 2024年 1月28日 北熊本駅
2本導入され01形のもう1本 01-136+01-636 編成の 01-136 です。 東京メトロ時代から、車端に冷房機を搭載しているため、パンタグラフが、中央に寄っています。 01-136+01-636 編成はフルラッピングではありません。 2024年 1月28日 北熊本駅