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ホームに進入する急行奈良行きのモ801他4連。奥に見えるのは新幹線の高架橋。
京都まで一駅ですが当時はまだビルが少なく普通の民家がある街でした。   昭和48年(1973)10月 東寺駅

ホームに停車中のモ802。次の車輌がク711ですが簡易運転台なのでサ701と外見は同じように見えます。
昭和48年(1973)10月 東寺駅

 早いもので、高1の時に同じクラスになって以来の友人M・Nが先に逝って4年がたちました。 M・NのネガからT・Oが選んだ近鉄京都線をご覧ください。(2009年2月 H・T)
 M・Nが撮った近鉄のモ801です。彼の残したネガには京都駅の新幹線、 近鉄が写っていましたが最後はやはり阪急電車でした。 大学一年生ですがこの頃から阪急にのめり込んでいったようです。
 さて、モ801ですが、1955年(昭和30年)600V区間初の高性能車として奈良線に登場、 翌年から上本町〜奈良間の特急として活躍しました。モノコックボディの軽量車体、 シュリーレン台車、WN駆動を取り入れた車輌で以後の近鉄新製車の標準となりました。 当初はMcTMcの3連でしたが、輸送力増強で1958年(昭和33年)Tcが増備され4連となっています。 そして1992年(平成4年)廃車されました。
 撮影時に800系はすでに急行に格下げされていましたが、 特急には奈良電気鉄道のデハボ1200形を改造した680系も走り面白い路線でした。(2009年2月 T・O)

京都線は昇圧(1969年9月21日から)し、ホームなども改修されて大形車が入線していましたが、 京都〜橿原神宮、京都〜奈良行き特急にはまだ680系も使用されていました。 なお、この車輌にはパンタがありますがク581です。後がモ681と思われます。
  昭和48年(1973)10月 東寺駅