平成18年11月25日 南太田駅
中間車は全長17860mm 平成18年11月25日 南太田駅
運転台撤去の元先頭車は全長18500mm 平成18年11月25日 南太田駅
友情出演でお馴染みのT・Oと青い京急を追った日に800形のトップが網にかかりました。
4扉3連の800形が登場した時は、3連に対する執念を感じたものです。
4扉の先輩である700系は3連で計画されながらも最後まで4連でしたからね。
しかし、800形も3連での使用は少なく、結局は6連化されてしまいました。
さて、800形は昭和53年から56年にかけて3連25本が、57年から61年に中間車3両を組込み15本を6連化、
61年には6連2本を増備、合わせて132両の世帯です。
普通専用で地下鉄に乗入れないため非貫通とされた顔は旧1000形初期車までの2枚窓の進化形のようにも感じられます。
また、戦後の京急の伝統である「前照灯は1灯」「客扉は片開き」を守った最後の形式でもあります。
平成6年から13年にかけて更新が行われ、
3連で残った10本も運転台を撤去して6連5本とされ京急から3連が消滅しています。
この原稿を書くにあたり調べてみると、一つの制御機で3両分12個のモーターを制御する界磁チョッパであること、
先頭車と中間車で車長が異なること、
従来の続き番号方式だと下り方の先頭車に偶数番号ができてしまうのでハイフン番号を採用したこと、
創立80周年を記念して800形としたこと、などなど知らなかったことがゾロゾロ。
先輩の700系は1000系8連と手を組んで特急運用にも入りましたが、800形は
最後まで地味な運用で終わりそうですね。
(2010年2月 H・T)