トップナンバーアルバム

鹿児島駅前電停に到着した7001です。愛称は「ユートラムU」桜島からの降灰でかなり汚れていました。
2011年11月13日 鹿児島駅前電停

「鹿児島中央駅前電停を出発した7001です。 手前から7001A-7001C-7001E-7001D-7001Bとなっています。 運転台のある両端(7001A、7001B)と中間車(7001E)が台車を履いています。
2020年11月28日 鹿児島中央駅前電停


 連接車は利点が多いものの、 欠点も多くて鉄道線ではマイナーな存在ですね。 それに対して新世代の路面電車では低床車体とセットで勢力を広げてきました。 しかし、連接車の形式と番号のつけ方は各社でバラバラ、 この点では国土交通省からの指針がないのでしょうね。 今月の友情出演は鹿児島市交通局の連接車をご覧いただくことにしましょう。
(2021年6月 H・T)
 以前にも書きましたが、 同じ趣味を持つ学生時代の友人達とは卒業後も年1回程度の鉄道旅行をしています。 最近は、新型コロナウイルス感染症対策などでお休みですが、再開できる日を楽しみにしています。
 2011年は、九州新幹線が博多〜鹿児島中央間全通しましたので、行先は、鹿児島となりました。 我々の旅行は、現地集合現地解散で、皆それぞれがルートを考えます。 私は、1泊し解散した後は、久しぶりに鹿児島市電の乗車に決めました。 鹿児島市電は学生時代に訪れて以来ですので、30数年ぶりでした。 まずは鹿児島中央駅前電停から鹿児島駅前電停を目指して乗車したのが、 鹿児島市電二代目低床車両として登場した7000形トップナンバーでした。
 さて、7000形は、アルナ車両が開発・製造している低床路面電車「リトルダンサー」 のA5タイプ車両で、2002年(平成14年)から2005年にかけて4本導入されました。 すでに導入されていた3連接構造の1000形に台車がある車体とフローティング車体を追加して 5連接構造とした全長18mの車両です。 全て同じ形式番号ですがA、C、E、D、B記号が振られています。 A、B車体に動力台車、E車体に附随台車を履いていますが、従来型台車で、 広島電鉄などに導入されたシーメンス社の低床路面電車が履いている独立車輪式台車とは異なっています。 なお、中間車体の附随台車にも車軸があり車輪間に通路を落とし込む構造で、低床を確保しています。
 外観も直線箱形の1000形とは異なり、先頭前面に、 大きな窓と流線形を採用して未来的なデザインになっています。 この外観は、その後に誕生した路面電車に影響と思っています。
(2021年6月 T・O)


7000形の基礎となった一代目低床車1000形です。 写真は1000形最終増備の3次車、1019です。
2020年11月28日 鹿児島中央駅前電停

当時は、鹿児島中央駅名物だった大階段が健在でした。 現在は駅ビルが建ち、景色が変わってしまいました。
2011年11月13日 鹿児島中央駅