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昭和51年3月5日   中 山

 阪急の高性能車は1000系から始まりましたが、このシリーズは車体外板の張り方 が特徴的ですね。他に追随する私鉄もなかったことから、関東にいると「この電 車ほんとに走っているの?」と思えたものです。(2004年5月 H・T)
 1200系は高性能車ボディを身にまとった釣掛車で1982年に甲陽線の3連運用を最 後に引退しており、型の古い阪急標準車体の810系より短命に終わったのは気の 毒でした。 阪急の車両系列の200番台はあまり量産されない異端車的な存在が多い中で、既 に消滅してしまった高性能車5200・2200系に比べればまだましでしょうか。 Mc・Tc8ユニットと中間車4両からなる計20両の陣容で、1970年代は1300系の7 連化により余剰となった1350形2両を加えて8連1本・7連2本の編成が宝塚線 で華々しく活躍していました。(2004年5月 M・N)