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7001です。このカーブを曲がると函館駅前電停となります。 |
2021年11月 8日 松風町〜函館駅前 |
7001のサイドビューです。屋根上にある箱は冷房装置ではなく、 抵抗器です。函館市電はまだ100%冷房化されていません。 |
2021年11月 8日 函館駅前 |
青函連絡船世代の私は北海道の入口といえば函館なのですが、 今や千歳空港にその座を譲ってしまいましたね。 「海峡」の廃止直前に函館に行きましたが、 地盤沈下による寂れを感じた反面、市が伝統的建造物の保存に力を入れていて、 美しく手入れされた住宅、商店、倉庫が点在しているのには嬉しくなりました。 そんな函館の街を走る市電は「都電に似てない?」と思う車両が多かった印象があります。 今月の友情出演はハイカラ號から超低床車まで揃う函館市電の中から最新形式をご覧ください。
(2022年2月 H・T)
今回のトップナンバーは函館市電の7000形7001です。 7000形は1959年(昭和34年)登場の710形が老朽化してきたため、 2020年(令和2年)車体を新製し、製造された車両です。 台車はそのまま使用されていますが、制御機器を刷新していますので、殆ど新車です。 車体は既に誕生していた8000形を模していますがヘッドライトの形状や LED式行先表示器が設置されるなど細かい差があります。
7000形は、函館市電では、は2007年(平成24年)営業運転開始の超低床車 9600形 (らっくる号)以来の新形式で、現在はまだ1両のみしか誕生していません。 更新計画は未定だそうです。
路面電車は低床車が主流となっていますが、 このような車両も「The 路面電車」でイイものです。
(2022年2月 T・O)
7000形に台車などを供出した710形はこのような車両です。 710形は2020年末現在6両が健在です。 写真は710形719。 2016年 7月 2日 函館駅前
8000形は7000形より早い1990年(平成2年)に登場しています。 函館市電の形式付与は番号順ではないようです。 2021年11月 8日 函館駅前