昭和38年10月 長谷
大磯に移り住んで半年経った10月に鎌倉に遊びに行った時に江ノ電に乗りました。
当時はポールで、単車の100形や300形連接車がのんびりと走っていました。
そのような中、ヨーロピアンスタイルと言われた500形は、
昭和31年に登場した時営団地下鉄(現東京メトロ)に続き
日本で2番目に投入したと言われる両開きドアを備え、
曲面ガラスを採用した前面窓など一際際立った存在だったようです。
藤沢から乗り込み、鵠沼ですれ違った501+551を見てワクワクしました。
しかし、その後近くに住んでいながら、江ノ電を訪れることなく、再び訪問したのは、
2001年(平成14年)でなんと40年近い月日が経っていました。
前年、501+551が引退して、502+552(2003年引退)のみ稼動していました。
昔の面影は残っていましたが、ドアの片開き化、前面窓も開閉のために平面5枚窓化、
ヘッドライトの2灯化、裾周りのストレート化などの改造を受けていました。
さらに、新性能化されカルダン駆動となっていまのには愕かされました。
冷房化できなかったため引退をしてしまいましたが、
もっと働いてほしかった車輌です。(2005年5月 T・O )
昭和38年10月 鵠沼駅ですれ違った551
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平成14年9月12日 七里ヶ浜〜稲村ヶ崎 502
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