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三国港で発車を待つMC7001+TC7002です。元国鉄(JR東海へ引継ぎ)の119系ですが 顔付きにその面影はありません。 MC7001+TC7002は、JR東海時代はクモハ119-5318+クハ118-5311でした。 |
2024年12月 1日 三国港 |
TC7002です。TC7000形は、えちぜん鉄道で、初の制御附随車となっています。 |
2024年12月 1日 三国港 |
TC7000形に改造された際のトイレ撤去跡は、このようなフリースペースとなりました。 なお、この部分には窓はありません。 |
2024年12月 1日 三国港 |
7000形の顔付きは、愛知環状鉄道から来た6000形とほぼ同じです。写真はMC6104。 左のワンマン用ミラーに写っているのがMC7001です。 |
2024年12月 1日 水居 |
今年は北陸新幹線が敦賀まで開業しましたが、北陸の方々には評判が悪いようですね。 北陸は関西との結びつきが強いのですが、 大阪・京都〜福井・金沢・富山の移動には敦賀での乗換が必須になってしまいました。 和倉温泉にいたっては敦賀に加えて金沢での乗換が避けられません。 整備新幹線の枠組みは再検討したほうが良いように思えます。 今月の友情出演は、北陸からえちぜん鉄道のMC 7001をご覧ください。
(2024年12月 H・T)
今年、古希を迎え、そのお祝いを兼ねて、延伸した北陸新幹線に乗りに行きました。 それにプラスして、えちぜん鉄道に久しぶりに乗ってきました。 えちぜん鉄道の高架になった福井駅ホームで、並んでいる三国港行か勝山行どちらに乗ろうか、 迷っているとえちぜん鉄道アテンダントの方が「何かお困りですか?」声をかけてきました。
大阪車両工業で改造が実施されていますが、TC7002室内に阪神車輛メンテナンスの 銘版がありました。保守・整備を担当しているのでしょうか? 2024年12月 1日 三国港
室内から外の景色を見た場合、窓桟が邪魔と言う声を受けて、ボックスシートの一部は 下段固定窓(JR東海時代に下段窓を固定化)を天地方向に拡大しています。 えちぜん鉄道らしい対応策です。 2024年12月 1日 福井駅
えちぜん鉄道は、経営に行き詰った京福電鉄から経営移管された第三セクターです。 発足当時、バリアフリー車両導入等ハード面投資は資金難で難しく、ならば高齢者への声かけ、 車内切符販売等、ソフト面から地元住民のサービスを充実させようとしました。 そのため、ワンマン運転ですがアテンダントを乗務させています。
さて、7000形は、JR東海で運用を終了した119系のうち、ワンマン仕様の5300番台、 2両編成6本をえちぜん鉄道が2012年3月に購入した車両です。 導入に際し主電動機を直流モーターから交流モーターに交換、 抵抗制御からVVVFインバータ制御へ変更して、 パンタグラフを菱型1基からシングルアーム型2基としました。 また、運転台位置を下げてワンマン運転に支障をきたさないようにしたり、トイレ、 半自動扉を撤去する等、大幅な改造を行い、 従来あった京福時代からの車両をMC5001を除いて一掃しました。
現在のえちぜん鉄道は、 福井鉄道との相互乗り入れ開始や交通系ICカードの導入が実施され、 さらに便利となったようです。 乗客も多く、当初の目的、「地域との共生」は叶っていました。 福井県や富山県等北陸地方は、鉄道を生活にうまく取り込んでいると感じました。
(2024年12月 T・O)