トップナンバーアルバム

熊谷駅で出発準備中の5000系トップナンバー編成です。 先頭からデハ5001(6191)+デハ5101(6196)+クハ5201(6198)です。
2013年 8月17日 熊谷駅

クハ5201です。この車両が電装解除で「クハ」となりました。
2017年 5月20日 親鼻駅〜皆野駅


 都営地下鉄は線区により車輛のイメージが異なり、統一された都営色が存在しませんね。 意図的に変えているのか、競争入札の結果なのか、ちょっと興味があります。 今月の友情出演はそんな都営から転じた秩父鉄道の5000系をご覧いただくことにしましょう。
(2011年4月 H・T)
 今回のトップナンバーは、秩父鉄道の5000系の5001編成を取り上げました。  この車両は、元都営地下鉄三田線の6000形です。 秩父鉄道は、老朽化した500系の代替えとして、東急から7000系(初代)を4編成譲り受け、 2000系として運用しましたが、当時主力となっていた元国鉄101系の1000系が、 20m×3両編成であったのに対して、18m×4両編成で、輸送力が過剰となり、 さらにはドア位置が異なるため、都営三田線で6300形に置き換えを進め、引退する6000形を、 1999年(平成11年)に譲り受けました。 譲渡本数は、2000系と同じく4本で、 非冷房だった2000系から冷房車となり冷房化率も向上しています。 入線に際し、無線やATSを秩父鉄道仕様に交換、ワンマン運転対応、 そして大きな改造が制御電動車1両の電装を解除し、制御車に変更して3両編成とし、 さらには中間電動車にもパンタグラフを新設しました。 この改造は、京王重機整備により実施されています。 2011年5004編成が踏切事故で運用を離脱していますが、他編成は現役です。 しかし、製造が1972年〜1973年ですので、登場後50年近く経ち、 そろそろ先が見えてきたように思えます。
 5000系(元都営6000形)は、 学校の近くを始発駅としていた三田線の元車両ですので愛着がありますが、これも「時代の流れ」です。
(2021年4月 T・O)