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○スシ24 1 サシ489-3の改造です。 1と2だけはクーラーがAU12ですが、ベンチレーターがAU13搭載車に合わせて押込み形に交換されています。 また、1から3は従業員用のトイレが撤去されています。 平成13年から14年にかけて行われた更新工事で黄色のラインには細い白の縁取りがつき、 形式番号が車体中央に移りました。 平成2年9月10日 宮原客車区 |
大山@管理人が福井鉄道の様子をレポートしていました。今月の友情出演は、 それに刺激されて「福井モノを」と言うので、私も北陸ネタを探したのですが、いいネタがなく、 北陸を走っている「トワイライトエクスプレス」からスシ24をご覧いただくことにします。
さて、スシ24に決めたのはいいのですが、調べてみるとトップナンバーアルバムとしては微妙なことに気づきました。 スシ24形にはトワイライト用の1から3と、北斗星用の501から508が存在したのは周知の通り。 番号からすれば「1」がトップナンバーなのですが、出生順だと「501」のほうが先だったんですね。
国鉄からJRに組織が変わったのは昭和62年4月1日ですが、その直前の2月から3月にかけて501から503が誕生しています。 そして翌63年の2月に504から506、3月に1から3、平成元年の3月に507、 6月に508がサシ481・489形から改造され誕生しました。
今やスシ24形を抜きに「トワイライト」を語ることは出来ませんが、 JR西日本のスシ24形は「トワイライト」用に用意された訳ではありませんでした。 昭和63年3月に青函トンネルが開業するのですが、 函館まで延長となる「日本海1・4号」に食堂車を連結するために用意されたのです。 しかし、食堂従業員の要員確保がネックとなり連結が見送られることとなったようです。 翌年(平成元年)の3月改正まで5号車が欠車となっていたのはこのスシ24形予定場所だったのです。 「トワイライト」用の新形式であるスロネ・スロネフ・オハには極寒地仕様を表わす500番代の番号が付番されていますが、 当初は函館までの想定だった為に極寒地仕様で登場しなかったスシには0番代が付番された訳です。 従って登場時の塗色は青20号でした。 「トワイライト」用に整備された時点で極寒地仕様となりましたが、番号はそのままとされました。
スシ24形は、余剰となっていたサシ481形・サシ489形を改造して誕生しました。 普通はこう書かれていますが、一度廃車にした車両の車籍復活が含まれていますので、 履歴を調べる際には注意が必要です。 また、国鉄には重量記号だけ異なる形式をつくらないという規定がありましたので、 オシ24形の次はスシ25形とすべきところですが、国鉄末期はこの規定がかなり乱れていました。 余談ですが、スシ25形としていたら、夢空間のオシ25形は何形となっていたでしょうね。 順番通りオシ26形としていたら、「カシオペア」はマシE27形になっていたかな?
24系化にあたっては、ブレーキや引き通しを客車に合わせて変更、 電力は電源車から供給されるので電動発電機は撤去、妻板の簡易運転台も撤去されていますが、 台車やクーラーなどは電車時代のままで、車体断面も異なりますし、客車ファンとしては微妙な形式です。
関西地区に行く時は、「トワイライト」は安泰だからと、 「日本海」「なは」「あかつき」「彗星」の車両の撮影を優先していましたが、 ついに来春で運行が終了することになり残念です。(2014年7月 H・T) (2014年12月改訂)
○スシ24 501 サシ481-67の改造です。生まれは先の501番。 501から503と508はJR北海道の所属でした。 「北斗星」用の車両は従業員用トイレを残したので右端に丸窓があります。 後天的改造で調理室窓が固定窓になっています。 平成19年9月13日 大宮駅 2レ |
メンバーのN・Iがお別れ乗車してきました。 平成26年12月 撮影:N・I |