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スロネフ25 501 平成2年9月10日 宮原客車区 |
スロネフ25 501 平成14年8月29日 宮原運転所 |
スロネフ25 501 平成27年3月7日 8002レ 京都駅 |
平成27年3月のダイヤ改正ではトワイライトエクスプレスの運行終了、 北斗星の臨時列車化と淋しい話題が満載でした。 このトップナンバーアルバムでは昨年の7月にスシ24形、 12月にスロネ25形を掲載しましたので、 トワイライトエクスプレスの運行終了に合わせて3部作を締めることにしましょう。
スロネフ25形は平成元年に501と502がオハネ25形から、 平成3年に503がオハネフ25形から改造されました。 車端に「スイート」1室、それに続いて「ロイヤル」4室、 定員6名のトワイライトエクスプレスの顔とも言える車両ですね。
トワイライトエクスプレスは、 第一陣の車両が落成した段階の平成元年の7月に団体列車として運行が始まっています。 この時点では現在の編成とは異なり、 大阪方からスロネフ+スシ+オハ+オハネフ+オハネ+オハネ+オハ+スロネフ+カニ (ハネは3両ともBコンパート)という9両編成1本での運行でした。 第二陣の個室ハネが落成した同年12月から2編成体制の臨時列車に、 翌2年にはスロネ25形を増結して現在の編成になり、 さらに平成3年に第3編成が増備されて現在の体制となりました。
さて、トワイライトエクスプレスの編成には電源車の位置が通常とは異なるという大きな特徴があります。 下の図をご覧いただきたいのですが、20系が固定編成客車として誕生、 デッキは東京側に揃えられ、電源車は下り側先頭に連結されました。
14系では伝統を踏襲しつつ、緩急車については形式が増えることを嫌い、 下り向きの専用形式は用意されず、 ジャンパ栓を両渡りにして方転可能とし、上下の向きを共用としました。 電源車が復活した24系では電源車の位置は20系と同じ、 緩急車は14系と同じ共用となりました。 24系25形の100番代では合理化が進み、 オハネフ25形100番代を上り向き専用としてトイレ側の妻板にもテールライトを設置するという対応となりました。 最後のオハネフ25形200番代では方転可能に戻されましたが、 これは妻板に後退角をつけ解結作業を楽にすることが目的でした。
トワイライトエクスプレスの個室は日本海側に置かれ、 「スイート」の最後部の景観は下り列車の特権とされました。 そこで電源車を反対側に持っていったのですが、 これは隣りに両渡りのオハネフ25形を連結することで可能としているのです。 一番最初の団体列車では電源車の隣りがスロネフ25形ですが、 ちゃんと方転可能な両渡りになっているのです。
トワイライトエクスプレス瑞風の運行開始まではクルーズトレインとして使われるようですが、 3編成とも残ることは難しいでしょうね。(2015年3月 H・T)
こちらはスロネフ25 502ですが、妻板下部のジャンパ栓が確認できます。 平成2年10月24日 8001レ 京都駅 |