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「SL冬の湿原号」の2号車が、スハシ44 1です。14系客車に挟まれていますが、 茶色と赤帯と揃い、さらに樋の位置も同じため、違和感は感じませんでした。 |
2025年 3月 2日 釧路駅 |
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釧路駅に停車中のスハシ44 1です。 |
2025年 3月 3日 釧路駅 |
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スハシ44 1は、元スハフ44形で、こちら側の車掌室窓は残っています。 なお、反対側の窓は塞がれていました。 |
2025年 3月 3日 釧路駅 |
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スハシ44 1の形式表記です。 |
2025年 3月 2日 釧路駅 |
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釧路に到着する「SL冬の湿原号」です。標茶駅から釧路駅行きは、 標茶駅に転車台が設置されていませんので、SLはバック運転となります。 |
2025年 3月 2日 釧路駅 |
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SL冬の湿原号は、乗客を降ろすと直ぐに、釧路運輸車両所まで回送されていきました。 |
2025年 3月 2日 釧路駅 |
JR北海道がスハフ44を改造してスハシ44という新形式が出来た当時は「変な改造しおって」 と積極的に撮りにいかなかったものです。 しかし、動態で使用している旧型客車もずいぶん数が少なくなりました。 JR北海道は色々と問題も抱えているようですが、 今や貴重となった旧型客車ですからなんとか維持して欲しいものですね。
(2025年3月 H・T)
今回のトップナンバーは、JR北海道の旧型客車で唯一稼働しているスハシ44 1です。 今回の旅行先は、帯広でしたので、 釧網線を走る「SL冬の湿原号」を撮影するつもりはありませんでした。しかし、 午後時間が空きましたので、帯広から特急「おおぞら3号」に乗車、釧路駅まで行き、 15時42分に釧路駅に到着する「SL冬の湿原号」を撮りました。
さて、スハシ44形は、函館本線の小樽駅〜ニセコ駅間で運行された「C62ニセコ号」 で使用するために、スハフ44 2を種車として、1987年(昭和62年)に誕生しました。それ故、 1両1形式の車両です。車内は、 小型テーブルがセットされているボックスシートに交換しさらに、販売カウンターを設置して、 飲み物やグッズなどが販売できるようになりました。 トイレは業務用室に変更されています。また、台車に取付けた車軸発電機を撤去して、 床下に小型ディーゼル発電機を設置しています。しかし、1995年(平成7年)、 維持費の問題から「C62ニセコ号」は、惜しまれつつ廃止されました。その時に、 編成を組んでいた他のスハフ44、4両と共に廃車となりました。その後、JR北海道では、 新たにC11による「SLすずらん号」を運行することになり、車籍復活、苗穂工場で整備が実施されました。 この時、編成を組む14系客車に対応するため改造が行われています。 JR北海道では乗客の減少から「SLすずらん号」を2006年に運行終了、それでも「SLふらの・びえい号」 「SL函館大沼号」は運行されていましたが、ATS問題と経営難から2014年度をもって、 「SL冬の湿原号」以外の運行を停止しました。以降、スハシ44 1は、 1月から3月頃まで運行される「SL冬の湿原号」以外では、乗る・見ることができなくなりました。
今回は、見るだけでしたが、リニューアルされた「SL冬の湿原号」 それもスハシ44 1に乗車してみたいと思っています。
(2025年3月 T・O)