昭和51年2月3日 東京駅 4レ「はやぶさ」
20系に続くニューブルートレインと言えば24系と14系なのですが、
意外なことに24系は昭和48年に一度だけ3往復分が新製され「あかつき」
・「彗星」に投入されたにすぎず、翌49年からは2段寝台の25形に移っています。
3往復分の24系に対しオシ24形は5両の新製にとどまり、
ここに初めて食堂車が連結されないブルートレインが登場してしまいました。
50年3月の新幹線博多開業では品川に転じ「富士」・「はやぶさ」・
「出雲」に使用されますが、不足する食堂車はオシ14形からの改造で賄われています。
53年2月には「あさかぜ」に25形が投入されますが、食堂車は「富士」・
「はやぶさ」の食堂車を基本編成から付属編成に移すことで捻出しています。
「動くホテル」と言われたブルートレイン人気に陰りが出始めた61年にはグレードアップ化が試みられ、
金帯も誇らしげなオハネ24(カルテット)・スハネ25(デュエット・シャワー室)・
オシ24・オロネ25の4両が「あさかぜ」に組込まれ、オシ24 1はオシ24 701になっています。
「あさかぜ」の廃止後も「出雲」にはロビーカー代わりにオシ24形の700番代が連結され、
今年(平成18年)3月17日の下り最終「出雲」にはオシ24 701が使用されていました。
(2006年9月 H・T)