昭和48年10月28日 新大阪駅
仲間のトップをきって向こう側に行ってしまったM・Nのネガから
誕生月記念新大阪駅シリーズの第二弾はオロネ24をご覧ください。
さて、オロネ24形は24系24形のA寝台車として昭和48年に9両が製造されています。
前年の47年には20系のモデルチェンジ版として14系寝台車が登場していますが、
この年の11月におきた北陸トンネル火災事故から増備は集中電源方式とされました。
オロネ14形とは電源電圧の違いと防火対策の強化が異なる点で外観・室内にほとんど差はありません。
24系24形の製造は48年の1回だけで終わり、49年にはB寝台を2段とした24系25形に変更されましたが、
オロネ24形の定員が28名に対しオハネ25形は34名とその差が僅か。
その為これ以降のA寝台は個室に移行しプルマン式開放寝台はこれが最後の形式となりました。
このオロネ24 1は昭和48年9月に富士重工で製造され向日町運転所に配属、49年に品川、51年に青森、55年に秋田、
62年には再び青森に移動しますが平成3年1月に個室のスロネ24 551に改造されました。
(2009年7月 H・T)
昭和50年6月13日 東京駅 8レ「富士」 撮影:H・T