トップナンバーアルバム

外吊り戸の増設後の姿です。また、蓄電池はまだ増設されていません。
この場所も今は側線が撤去され狭くなってしまいました。   昭和49年2月22日 兵庫駅


がらんとした車内。外吊り戸の増設直前の姿です。
昭和48年8月3日
 山陽本線の兵庫から和田岬までの通称「和田岬線」は、沿線に民家も ほとんどない工場地帯の通勤路線ゆえちょっと特殊な存在ですね。関東 だと鶴見線が雰囲気が近い路線です。
 さて、オハ64・オハフ64は昭和43年にオハ61・オハフ61を改造した 和田岬線専用車です。短距離の通勤路線ですので、クロスシート・便所 ・洗面所・デッキ仕切りを撤去、申し訳程度に中央部にロングシートが あり、座席のない部分の窓には保護棒が取り付けられています。座席が ありませんから暖房の設備もありませんが、牽引機がDD13でしたから いずれにしろ暖房は望めません。また、高速運転とは無縁の割りには台車 がTR23に振替えられています。
 昭和48年頃には片側の車体中央にキハ30に似た外吊り戸(手動)が 増設されましたが、兵庫・和田岬とも同じ側にホームがありますので 片側だけでよかったのです。
 短距離ゆえ車軸発電機の発電量が不足したそうで、二度にわたり蓄電池 が増設されています。(2007年3月 H・T)

外吊り戸・蓄電池とも増設前です。   昭和48年8月3日 和田岬駅

蓄電池が北海道などで使用されている大型のものに交換されています。    昭和61年5月12日 撮影:広吉秀治

蓄電池は大型のものに加え2個も増設されています。    昭和63年11月21日 鷹取