昭和48年10月29日 東大宮 「あけぼの」に使用中のナシ20 1
鉄道ピクトリアルの2005年5月号が食堂車の特集でしたので、
元祖ブルートレインのナシ20をチョイスしてみました。
20系の番号は製造メーカーによって分けられており、
日車が1番から日立が51番からの番号がふられているのは有名ですよね。
とするとトップは1番?それとも51番?と悩むところですが、
やはり1番をトップとするのが自然ではないでしょうか。
20系が新製時に投入された列車は、
昭和33年の「あさかぜ」から45年の「安芸」格上げの「あさかぜ」に至るまで常に食堂車が連結されており、
ナシ20は36両が製造されています。
しかし、14系・24系など後輩に花形列車を譲って転用が始まると食堂車は不要となり、
20系の中で一番早く廃車が出たのはナシ20でした。
さて、ナシ20の1は2・51とともに昭和33年に製造され、品川客車区で九州ブルトレで活躍、
46年からは向日町・青森・秋田と移り49年8月20日付で廃車になりました。
(2005年4月 H・T)