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カニ21 1  8レ「富士」   昭和49年12月14日 東京駅


 東京駅に足繁く通ったのは、ついこの間のような気がするのですが、 早いもので40年の歳月が過ぎているんですね。 歳をとるはずです。 そんな東京駅で撮ったカニ21をご覧いただこうと思います。
 昭和33年10月のダイヤ改正から「あさかぜ」に20系が投入されます。 これが好評だったことから翌34年7月には「平和」が20系化され、 同時に名称が「さくら」となります。 この2次車では荷物室を拡大することとなり、「あさかぜ」のマニ20形に代わりカニ21形が登場します。
 品川に配置されたカニ21 1ですが、その後は増備車とともに九州特急に使用されます。 昭和47年3月改正では品川に14系が新製配置され、向日町に転じます。 しかし10月に14系2次車が向日町に投入されると新設の「つるぎ」と「ゆうづる」増発用に青森に転じます。 ところが青森に定着することなくすぐに品川に戻り、この時に撮影しています。 さらに宮原、そして下関に転属になり昭和52年3月に廃車になりました。
 「北斗星」の25形に比べると短い生涯でしたが、カヤ21形に改造されることもなく、 特急用として終わったのは初期車のプライドだったかもしれません。 (2016年12月 H・T)


カニ21 51  20系は日車が0番代、日立が50番代と製造所で番号が分けられました。昭和39年からは日車だけとなりますが、
35年38年の増備では電源車がカニ22形となったので、日立製のカニ21形は34年製の51と52だけで終わりました。
昭和51年7月30日 青森運転所