1974年3月 川口〜西川口 東北本線の上り夜行急行「6402レおが2号」を牽くEF57-1。(S.N)
1969年4月23日 鶯谷駅付近 推進運転で尾久へ向かう回送列車。(T.O)
当時EF57は昭和23年に廃車になった12号機を
のぞいて14輌全機が宇都宮機関区に配属され、東北本線上野〜黒磯間の旅客列車に活
躍していた。
EF57-1は昭和15年10月日立製で、EF56の最後の1車輌として製作されていたものが主
電動機をMT17から高出力のMT38に変えて製造されたために新しい形式が与えられた。
従って外観は、昭和15年製造のEF56(8-15)と全く同じであった。2号機以降は屋根
上の通風機が増設されたためパンタグラフが車体の端に移され、さらに側面の通風窓
も増やされて全く違った容姿となっている。
東北本線で使われるようになってからは電気暖房化されたため、助手側の窓の前に付
けられた電気暖房表示灯と車端に付けられたジャンパ栓でEF56と識別できるようになっ
た。(S.N)