1976年4月25日 飯田線 赤木−宮田
学生の頃、ED18やED19を撮影する目的で何度か飯田線を訪れました。
その旧型電機の置き換え用に投入されたのがこのED62でした。
私は、飯田線といえば旧型電機と旧型国電のイメージをもっていましたので、
ED62には少なからず違和感を覚えたものでした。そういう訳で、
ED62の写真はあまり撮らなかったのですが、今から思えばちょっと惜しい
ような気もします。
さて、この写真ですが実は露出を間違えてとても見られるシロモノでは
ありません。(間違えたのではなく、最初から露出もピントもあわせなかった
のかも知れません。)
ところが、近年のディジタル技術により素人でも手軽に写真の修整ができるように
なりました。この写真も必死の修正の結果、幸運にも日の目を見ることになりました。
という訳で写真の調子の悪さとピント甘さはご容赦ください。
ED62は、飯田線で運用するためにED61を種車として、
回生ブレーキの撤去と、遊輪の追加で軸重を軽減を図った車輌です。
写真のED62 1はED61 3から改造されました。
1987に廃車となりましたが、解体は免れ、現在は
JR東日本長野総合車両所(元国鉄長野工場)に保管中とのことです。
(2002年12月 T.O)