1972年10月1日 飯田線 伊那新町駅
私が飯田線の写真を撮り始めたのは1971年からですが、
当時ED18は1−3号機が中部天竜に配属されていて、
中部天竜−飯田間の貨物列車に使われていました。
1972年に老朽化したED26の代替として3輌とも
伊那松島へ転属になり、ED19と共に飯田−辰野間の
貨物列車を牽くようになりました。
この写真は、貨物列車を牽いて来るはずが何故か単機で
現れたED181です。当日は日曜日だったので貨物が
なかったのでしょうか。
ED18の車体側面には無骨なベンチレータが並んでいますが、
これが2号機以降は3列なのに対し4列ある点が1号機の
特徴となっています。
ED18の系譜はちょっと複雑です。もとは英国EE社
からの輸入機ですが、その後何回か改造により形式が変わって
います。
1040型→(呼称変更)→ED50→(歯車比変更)
→ED1717→(軸重軽減)→ED181
この1号機はED17から改番されていますが、
ED184から6は逆にED18になった後、
ED17に改造されました。(T.O)