1970年3月10日 小樽築港機関区
山線でC62重連のニセコを撮影したあと小樽築港機関区に立ち寄りました。
庫には当日ニセコの運用からはずれたC622が休んでいました。その同じ庫に
このB201もいました。既に休車になっていたのか、カマに火は入っておらず、
使われている様子もありませんでした。
B20は太平洋戦争末期に入れ換え用機関車の不足を補うために設計された機関車です。
戦時設計のため使用資材や外観は簡素化が図られています。
昭和19年から22年にかけて15輌製造されましたが、熟練工不足の中での製造のため
故障も多かったようです。国鉄制式蒸機の中では唯一の飽和蒸気式を採用しています。
(他は加熱蒸気式)
B201は廃車後、岩見沢市内で保存されていたようですが、現在は旧万字線・朝日駅跡
の鉄道公園に展示されているとのことです。(T.O)
梅小路に同形機のB2010が静態保存されていましたが、このたびこれを動態に復元することに
なりました。復元決定とボランティア募集のニュースがJR西日本と梅小路蒸気機関車館の
ホームページにあります。
JR西日本ホームページ:
http://www.westjr.co.jp/index.html
JR西日本ニュース一覧:
http://www.westjr.co.jp/news/index.html
梅小路蒸気機関車館:
http://www.mtm.or.jp/uslm/index.html
(2002年5月現在の情報です。ニュース情報は今後削除される可能性もあります。)