平成18年1月5日 安中
明日は「北斗星82号」と「エルム」が走るよ。と友人のT・Oからメールが入り、
最近は「エルム」の運転日が少ないことから出撃と相成りました。準備不足に加え
あまりの寒さに負けてお手軽写真を撮影し小山で昼食をとりながら午後の作戦会議。
青春18切符を使っていたので、いたって呑気。友人は「両毛線に乗りたい」、それ
ではと私は「安中で下りたことがない」ということで決まり。
さて、安中に下り立つと、目の前にいたのは大山@管理人が
トップナンバーアルバムNG集
で紹介したトキ25000-1でした。これはなんという偶然と言いながら、
しっかり撮影してきました。
このトキ25000-1が形式のトップと言えるのかどうか、実は疑問ではあります。
東邦亜鉛(株)はトキ25000形を使用して亜鉛精鉱の輸送を行っていましたが、トキ
25000形が老朽化した為、平成10年度に私有貨車として12両を新製したものです。
台車(FT1C)・ブレーキ装置はクム1000系の廃車発生品を使用し、車体はステ
ンレス製、荷重は4t多い40tとJR貨物のトキ25000形とは相違点が多く、形式を
分ければ何も疑問がないところですが、基本設計をトキ25000形に準じた
ことから形式はトキ25000形とされ、最近のJR貨物の符番に沿ってハイフン付き
で1から12となったものです。鉄道ピクトリアルの新車年鑑では新形式としての
解説がありませんから、本来は増備が正しいのだと思います。(2006年1月 H・T)
平成23年2月19日 田端 5781レ
コキとガソリンのタキばかりになってしまった現代において、
通称「安中貨物」は貴重な専用貨物列車になってしまいました。
いつまで存続するのか?心配する声をよそに製造初年が昭和44年のタキ15600形も置換えとのこと、
新車のタキ1200形が3月8日には甲種輸送されるので、タキ15600形の形式写真を撮りに田端へ行きました。
タキ15600形のトップナンバーは姿がありませんでしたが、運良くタキとトキの両方が連結されており、
トキ25000-1を再び撮ることができました。
東日本大震災では福島臨海も被害がありましたが、津波は宮下駅までは届かなかったとのこと、
タキ・トキともに被災はなかったと聞いています。
小名浜製錬所も6月上旬の再開が発表されていますので、
その時にはタキ1200形を撮りに田端を再訪しようと思います。(2011年5月 H・T)