タキ8350　こんな光景も過去のものとなってしまいました。　平成12年5月27日　千鳥町

　ノーブルジョーカーのK・Hは鷺沼の育ちなのですが、「川崎市に住んでいます」というと 「公害が大変ですね」と言われると、よくぼやいていたものです。 その工業地帯の夜景が最近では人気でツアーも盛況だそうですが、工業地帯には不思議な魅力を感じますね。
　客車が少なくなった頃、ぶらっと貨車を撮りに川崎に行きましたが、 無機質な光景にワクワクしたり、ドキドキしたものです。
　さて、タキ8350形は昭和41年から55年にかけて15両が製造された30ｔ積みラテックス専用車です。 鉄製タンクの内側をコーティングしていたタキ8300形の改良形で、 こちらはステンレス製のタンクとなりましたが、タンク外側は保温キセがあるので銀タキではありません。 　撮影時点で車齢は34年と長寿のタンク車と言えそうですが、 化成品タンク車もコンテナ化されると川崎に足が向かなくなってしまいました。 （2014年4月　H・T）

クム1000-520　　この日のお目当ては、こっちだったかもしれません。　平成12年5月27日　千鳥町