S62.11.5 新鶴見
国鉄の分割民営化に際して昭和59年2月のダイヤ改正では
全国のヤードを廃止する貨物輸送の縮小が断行され、
ここ新鶴見のヤードも余剰廃車の貨車で埋め尽くされました。
同じように貨車で埋まっていても生きているヤードとは大違いの
雰囲気には言葉もなかったものです。
この日は、マヤ34を撮りに新鶴見に行ったのですが、
生き残った貨物列車にタキ40000を見つけました。
タキ40000形は、昭和50年から56年に140両が製造された40t積ガソリン専用車です。
成田空港のジェット燃料輸送を想定したタキ43000形の保安対策版で、
フレームが復活したのが外観上の特徴ですね。(2003年8月 H・T)