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昭和51年3月11日 川之江駅 |
スハフ43形やオハ41形など客車の写真を目的に四国を一周した時、 車中から撮った貨車にタキ24400が写っていました。 鉄研の先輩からは、移動の際には先頭車両に乗るべし、と旅のコツを教えられたものです。 何か見つけたら飛び下りる(走行中の列車から下りるという意味ではありませんよ)のだが、 後ろの車両に乗っていては手遅れになる可能性があると。 でも、川之江駅にいたのは貨車だったので下りませんでした。
この旅行では中村でSLホテルに泊まりした。 廃車体を利用した列車ホテルの先駆け的存在でしたが、寝台車と違うのは、走行音が聞こえず、振動も無いこと。 普通の人には当たり前の条件ですが、夜行列車に慣れた体には振動も音もない車内は変な空間でしかありませんでした。
前置きが長くなりました。タキ24400形は昭和49年に5両が製造された35t積アクリルアマイド液専用車です。 平成元年頃の廃車と比較的短命だったので、私有貨車図鑑に掲載がありませんね。 35系の葉巻形タンク車ですが、タキ20300でも書いた通り個人的にはストレートのタンク車が好みです。 なので、アクリルアマイド液のタンク車だったら、タキ18810形のほうがいいな。 でも、トップは撮れなかったなぁ。(2013年4月 H・T)
蒸気機関車を連結した列車ホテルとしては元祖。昭和49年に開業したが、55年には営業を終了し現存しない。 昭和51年3月10日 中村駅 |