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昭和51年7月28日 中条駅


 この年、鉄研の夏合宿地は大鰐でした。 先輩の手配で新潟運転所を訪問、最後の奮闘を見せる181系を見学し、 大鰐を目指して羽越本線を北へ向かいます。 暑い夏でしたが旧型客車にはもちろん冷房はありません。 駅に停車するとシ?ンと何の音も聞こえてこない、それが旧型客車の旅の証しです。
 そんなまったりした旅も中条駅到着で一転します。 ここにはクラレの工場があり、駅には化成品のタンク車がゴロゴロ。 下車してしまうと集合に間に合わなくなってしまうので、 短い停車時間にタンク車の写真を撮りまくります。
 さて、タキ15900形は昭和44年から4両が製造された35t積み液体硫酸アルミニウム専用車です。 液体硫酸アルミニウムと言われても??ですが、 色々な積荷の化成品タンク車を列ねた貨物列車を模型で再現してみたいものです。 その後は中条駅を訪ねていませんが、Yahooの地図を見ると今も専用線が存在するようです。 タンクコンテナに置き換わって鉄道輸送が続いているのでしょうか。(2011年7月 H・T)

マイナーな化成品タンク車が撮れるのが中条駅の魅力でした