昭和54年2月25日 京都駅
大学の鉄研の仲間とは秋の旅行が恒例になっているのですが、その
第1回は落成したばかりの近鉄30000系と復活したボンネットバスに
乗る旅でした。今は秋が恒例なのですが、最初は2月だったんですね。
いろいろ試行錯誤の結果、参加率の高い秋に定着したいきさつがあり
ます。
さて、宇治山田のあとは客車を求めて京都から福知山へ廻りました。
お目当ては山陰本線と福知山線の旧型客車(もちろん電化前です)で、
定番の撮影場所は福知山駅でした。その福知山駅への出入りは大阪と
京都がある訳ですが、大阪駅では荷物車しか撮影できないので京都駅
から往復することが定番でした。そんな時に京都駅を通過していった
のが東京市場行きの「とびうお」です。手元の昭和57年の貨物時刻表
を開いてみると吹田操の通過が16時49分ですから、2月の京都駅での
撮影はかなり悪条件だったのですね。ちょっと暗い画像ですがお許し
ください。なお、後ろに写る建物は建て替え前の京都駅舎です。
レサ10000形は、トラックに圧され始めていた鮮魚輸送の競争力を
高めるべく100km/hで走行出来る性能を持つことはよく知られていま
すね。貨物列車の華でもあり、古くはエンドウから模型化されていま
したし、最近はプラの製品も出ましたね。
(2008年4月 H・T)