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平塚駅に停車中のサロE231-1001です。折返しの駅では、グリーン車のみ車内清掃が 実施され、当然ですが回転リクライニングシートの座席転換も行われています。 この列車は、宇都宮線(東北本線)古河発で、東海道本線平塚で折返しまた宇都宮まで 運転されます。上野・東京ラインが開業し、東海道線と宇都宮線・高崎線の直通運転が 始まると、片道 150kmを超える運用が当たり前となりました。 |
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サロE231-1001とユニットを組むサロE230-1001です。こちらには、車掌室から転用した グリーンアテンダント室と車販準備室が設置されています。 |
普通列車といえども東海道線と横須賀線のグリーン車には独特の空気感があったものです。 しかしSuicaグリーン券の運用が始まると普通車の通勤定期券が乗車券として認められ、 グリーン車利用のハードルが一気に下がり、空気感も変化しました。
このSuicaグリーン券が登場したあと勤務地の変更で横浜市内から東京駅までの通勤に東海道線を利用するようになりました。 混雑する電車での通勤は体力を消耗するものですが、 横浜から東京までグリーン車に乗る、新横浜から東京まで新幹線に乗る、 という二つのオプションが選択でき、時々グリーン車に乗ったものです。 今月の友情出演は、そんなことで個人的にちょっと懐かしいグリーン車をご覧ください。
(2025年5月 H・T)
今回のトップナンバーは、E231系1000番台のサロです。 トップナンバーでは2004年にH・TがクハE231-1を掲載していますが、 E231系1000番台のサロとして取り上げました。
サロE231-1001の形式表示です。反対側の車端(サロE230側)にトイレと洗面所を設置しています。 2025年 2月24日 平塚駅
E231系は、JR東日本が首都圏の通勤形車両(103系など)と近郊形車両(113系など) の置き換え用として開発されました。 台車、モーターなどの下廻りは基本仕様を統一化してそれぞれの投入線区によって、 客室のボックスシート採用やトイレ設置を行っています。 最初に、E231系0番台が2000年(平成12年)3月、中央・総武緩行線に投入されました。 その後、小山電車区(現:小山車両センター)へ1000番台が配置されて、 宇都宮線での運転が始まりました。その時はまだ普通車のみでグリーン車は組み込まれていません。 宇都宮線の115系の置き換えが一段落した2004年(平成16年)に東海道線普通列車の 113系を置き換えるため、国府津車両センターに配置され、グリーン車が誕生しました。 構造は、211系で開発された2階建グリーン車をベースにして、 新系列 E231系に準じた機器・設備となっています。
初期のE231系の普通車の座席は固くて、長時間座っているとお尻がいたくなるので、 時々、利用していますが、近年グリーン料金が値上げされているのが気になる点です。
(2025年5月 T・O)