昭和50年8月23日　　長野運転所

183・189系の登場で引退の始まった181系を追ったのは大学生の時でした。 こだま型ファンの後輩、国鉄に人脈のある先輩と長野工場・長野運転所を見学した時、 いい位置にいたのが169系でした。 　169系は碓氷峠でEF63形と協調運転することにより12連化が可能になり、 信越本線の輸送力増強に貢献した訳ですがサロはサロ165形から、 サハシはサハシ153形からの改造でまかなわれました。 　さて、サロ169形は昭和43年にサロ165形から19両が改造されました。 この１番は昭和40年汽車会社製のサロ165-43を改造、新製配置は新前橋ですが、 すぐに長野に移動、169系化改造をうけ最後まで長野を離れずに昭和60年に廃車になっています。 （2009年12月　H・T）