トップナンバーアルバム

クロ253-1: ドアを挟んで手前がグリーン個室、奥がグリーン座席です。   2006年3月19日 大船駅

クロハ253-1: 普通車の座席は0番代、100番代は中央部がボックスの集団見合い式(最初はすべてボックスシートでしたが、
不評で改造)の座席ですが、この車輌は、200番代と同じくリクライニングシートです。         2004年2月10日 大船駅


座席を窓側に30度向け、幅のある窓から沿線の景色を眺
めることは夢に終わりました。 2006年3月19日 大船駅


クロ253-1よりも窓幅が狭いのが判るでしょうか?
1列に付き2窓でシートピッチ1340mmもありました。
ちなみに0番台は1090mm。 2004年2月10日 大船駅



 いよいよ来年(2010年)は北総鉄道の延長部分が開業し、 成田空港のアクセスは北総鉄道経由のスカイライナーが距離・所要時間で優位に立つことになりますね。 JR東日本はこの開業に先んじて成田エクスプレスに新車の投入を発表し、 E259系の第一陣が姿を現わしました。253系は「草津」「水上」に転じるという噂もありますがどうなるでしょう? (2009年5月 H・T)
 1991年(平成3年)3月に新東京国際空港(成田空港)と都心を結ぶ専用特急列車として登場したのが253系です。
 211系をベースとした界磁添加励磁制御方式と鋼板車体は一世代前となりますが、 「価値ある移動空間」をコンセプトにデザイナーによって外観、塗装、情報案内方法などが検討されたため、 今でも通用するものとなっていますが、後継車としてE259系が今秋(2009年秋)から運転されることが発表され 空港特急としての役目は終りが近づいているようです。
 当初は成田空港方からクロ253+モハ253+クモハ252の固定編成でしたが、乗客増加で、 1993年にモハ253+モハ252+サハ253を新造し、クロ253とモハ253の間に組込み6輌とした編成が登場しています。
 このクロ253-1を組み込んだNe-01編成は、6連化された編成で成田空港方から
となっており、6輌中5輌がトップナンバーです。 この0番代のグリーン車は個室が1室と座席が1+1列で外側に30度向きを変えることができるものでした。 一世を風靡した東海道線の特急「こだま」などに連結されたクロ151と同じでしたが、 2002〜4年にリニューアル工事を行い、1+1と1+2列が交互に配列されていた100番代 (どちらも定員は24名で、100番代はシートピッチが広かった) とともに200番代と同じ1+2列に改造され定員を32名に増やしました。 飛行機のファーストクラス並みの座席提供をしていたのですが、普通のグリーン車となり残念です。
 なお、3両編成で残った車輌は、連結で6連とするとグリーン車比率が高くなるため 個室を除くグリーン座席を普通座席に交換しています。 そのためクロ253-102を改造したクロハ253-1もトップナンバーとして存在しています。 (2009年5月 T・O)